つい、この間まで二十代だった気がする?
2015/12/20
「先日、MISUMIさんがUPしてたママさんたちのコーラス、
すごくカッコよかったですね。」
いきなり学生のひとりがそう言いました。
「ママさん?」
「ほら、あのクリスマスにあげてた映像の・・・」
彼が言っていたのは昨年のクリスマスパーティーの映像のこと。
ちょっぴりショックを受けました。
何しろ、あれは、10年数年前〜昨年まで、
私の教え子だった子たちの集い。
ほとんどが20代で、
一番年齢でもせいぜい30代になったばかり。
そんな彼女たちも「ママさんたち」という代名詞で呼ばれるほど、
若干19才の彼にはオトナに見えた訳です。
20代は大きな変化と闘う時期。
環境やキャリアだけでなく、
自分自身もおそらくは人生で最も変化、成長する時期でしょう。
19才と29才では、マインド的にも、経験値的にも、
雲泥の差があるわけです。
でも、自我というものは、何十年経っても同じようにそこにある。
19才でも、29才でも、39才でも、ず〜〜っと自分は自分のまま。
突然、別の人間になってしまうわけではない。
長く、面々と連なる時間の連続のを生きているんですよね。
そして、ワンシーン、ワンシーンを切り取るように、
折りに触れ、さまざまな記憶が、
たいがいは静止画のように、蘇るだけ。。。
私自身、ついこの間まで20代だった気さえします。
実際は、ずいぶん昔の話なのに。。。
そして、19才からこれまで、私が経験してきたこと、
出会ってきた人たちに思いを馳せれば、
また、すべてが夢のようでもあります。
自分の記憶は、自分の行動と想いだけが作るのですね。
若干19才の彼にも、やがて、
遠くない将来に、「おとうさんたち」と呼ばれる日は来るでしょう。
その日まで、それからも、ずっといい夢を見て、
たくさんのいい時間を過ごして欲しいなぁと思います。
私も、いい夢を見続けたいと思います。
関連記事
-
-
音楽を「職業」にしないという選択
若い頃から音楽を志して、寝る間も惜しんで練習や創作、 ライブ活動に打ち込んで来た …
-
-
折り紙と「完コピ」。
腎臓病という病気は何にも食べられない。蛋白も塩気もいけないのだ。これは子供の身に …
-
-
理解できない相手がクソなのか、させられない自分がダメなのか。
誰にも歌を認めてもらえず、 今日辞めようか、 明日ちゃんとした就職先を探そうかと …
-
-
みんな、孤独を戦っているのだ。
人と自分を引き比べることに意味はない。 誰かが、自分と他人を引き比べて、 「どー …
-
-
情報じゃない。オーラに感動するんだ。
学生時代から本屋さんが大好きでした。 それは今でも全く変わらなくて、 本屋さんと …
-
-
旅の準備がさくさく進む「持ち物リスト」
「週末から『びぃた(旅)』なんだよね」 「オレなんか、8月は10日間『出っぱなし …
-
-
人生は「パッション」がつくるのだ。
ある時期、心から夢中になって、 一度でも自分のカラダの中を通り過ぎたものは、 自 …
-
-
ことばの解釈に「正解はない」
高校時代の大半は、ロックとバンドとギター(そして男の子)に夢中で、 「学校の勉強 …
-
-
頭を2針縫いましてん。
3日ほど前の夜中のことです。 打ち合わせと称する飲み会からの帰り道、 ジェフ夫さ …
-
-
風邪に克つ方法
普段、どんなに目の前でゲホゲホやられても、 「そんな風邪は絶対にうつらない」、と …
- PREV
- 「認められたい」という思いを叶える方法
- NEXT
- 疑問、質問、聞きたい話、ありますか?