大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

人生は「パッション」がつくるのだ。

   

ある時期、心から夢中になって、
一度でも自分のカラダの中を通り過ぎたものは、
自分自身の一部となって、
一生カラダと心に残ります。

出会いが鮮烈なほど、
夢中になる時期が長いほど、
そして、その関係性が深いほど、影響力は絶大で。

何年経っても、
もはや意識に上ることさえなくても、
カラダに残る「夢の跡」が、
今の自分自身をつくり、
自分自身の価値観を決めているのですね。

素晴らしい音楽も。
感動的な出会いも。
目の覚めるような風景も。

おとなの感性で、冷静に振り返れば、
「あー、それあかんやろ」と思えることも。

「なんであんなのに夢中になっちゃったんだろ」と、
思える人も。

穴があったら入って、
なんなら上から土かぶりたいようなことも。

ぜーんぶ今の自分の一部。

誰にも取り上げることのできない、
自分自身の財産です。

だから、結局、
人生は「パッション」がつくるのだと。

「もっと頭使って、世の中上手に渡っていかなくちゃ」と、
損得勘定、利害優先で、
がんばったことって、なんにも残らない。

形じゃない。
数字じゃない。
名前じゃない。

夢中になれるか。なれないか。
それだけ。

幸せを感じるのは「心」なのだから、
人生を選び取るのも、やっぱり「心」。

パッションを追いかけて生きていけたら、
それが幸せなのだな、と。

山のような古いカセットテープに刻まれた、
たくさんの思い出を振り返りながら、
そう確信した午後でした。

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