「可能」を生きる
2015/12/20
「一体いつから、できない理由を先に数えるようになったんだろう。
可能性に胸躍らせるより、『所詮不可能に違いない』と、
わかったようなことばで傷つくことから逃げるようになったんだろう。
現実に目の前で起こっていること以外、
この世に確かなことなんてなにもないのに、
なぜ起きてもいないことを回避するために、今をあきらめて生きるのだろう。
なにが可能かなんて、やってみなくちゃわからない。
『夢を叶えるなんて不可能だ』なんて決めつけることは、
『どんなことでも可能である』ということと同じくらい、幻想に過ぎないんだ。。。」
今日、20才そこそこの若者たちと話していて、思わず、心に走り書きしたことばです。
勉強は、自らの可能性を広げるためにするものです。
教育は、若者たちの夢を叶える手伝いをするために存在しているのです。
学ぶほどに自分の限界が見えてくるのは、
道を究めようとする人なら、誰もが必ず経験する学習のジレンマ。
しかし、その、自己不信を乗り越えさせてくれるのもまた勉強です。
できない理由ではなく、できる理由を。
やらされることではなく、自ら選び取ることを。
現実らしき虚構に落ち込むより、叶うはずのない未来への道筋をリアルに描いて。
諦めなければ、挫折はないのです。
闇雲にただ、ピーターパンのように生きることを奨励しているわけではありません。
自分の力で生きていくことは、人生の基本です。
それでも、それだからこそ、消去法で人生を選ぶのではなく、
可能の発想で、自らの生き方を選び取って欲しいと心から思うのです。
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