キャリアの節目をポジティブに旅する
2015/12/20
「節目」というものをポジティブに捕らえるか、ネガティブに捕らえるかで、
人生のクオリティは大きく変わってきます。
たとえば学生時代。
誰もが夢あふれ、体力も気力も時間もふんだんにあって、
なんでもできそうな気持ちになる時期です。
実際、その時期の決断と行動、出会いが人生を決定づけたという人も、
たくさんいます。
やがて、その、「無限大の可能性」という、
若き日の幻想とのハネムーンにも終わりが訪れ、
現実の世界と向かい合う時期がやってきます。
たとえば結婚するとき。こどもができたとき。
独身時代は、学生時代の延長のまま夢を追いかけることもできます。
食うや食わずでも、お風呂のないアパートに住んでも、
毎日旅から旅のような、その日暮らしの生活をしていても、
誰にも迷惑をかけることはない。
そんな「自分」のために、すべてのエネルギーと時間を使える時代は、
「家族」という愛情の対象の出現と共に終わりを告げます。
たとえば、年齢的な限界を感じたとき。
「若くなければできないこと」というのは、実際に年齢を重ねてみないと気づけません。
ツアーに飛び回り、レコーディングでスタジオに通い、
制作をこなし、自分自身の活動にエネルギーを燃やし・・・
そんなバリバリのミュージシャンにも、節目は訪れます。
若くて、そこそこ腕もよくて、素直で、ギャラが安くて、ルックスもよくて、
なによりもフレッシュな新人を、業界は好むものです。
「自分は実力で仕事しているから、年齢なんか関係ない」というのは、希望的観測。
自分を使ってくれているスタッフが、やがて管理職になり、
新しいディレクターは、若手の、自分のブレインを使おうとし、
オーディエンスもどんどん自分より年下になり、
現場では若い感性が求められるようになり・・・
自分自身も重い機材を背負って、移動から移動を繰り替えすことや、
広いステージの上を走り回ることが辛くなってくる。
ハイヒールを履いて踊るのが難しくなったり、
自慢の長い髪の毛も、やがて、白くなったり、淋しくなったりするかもしれません。
そんな時代は当たり前のようにやってきます。
そんな「節目」に出会ったとき、
人は、キャリアを見つめ直す必要に迫られるのです。
さて、それはネガティブなことでしょうか?
キャリアをシフトすることは敗北ではありません。
新しいアドベンチャー。旅です。
「夢をあきらめる」「限界を感じる」
などという後ろ向きなアイディアは、この際、NGです。
それは、知らなかった自分との出会い。
たくさんの経験を踏んで、
たくさんの人と出会って、
少しだけ、もしくは、たくさんおとなになって、
今、見つける、今までと違う自分。
そんな自分と向き合って、新たな可能性を模索するときなのです。
知らなかった世界に目を向けて、
新たな出会いや発見をすることは、どきどき、ワクワク、興奮の連続です。
それは、100%ポジティブなことなんです。
必要なのは、「変化」と向き合う勇気。
そこから、新たな可能性の扉が開くんですよね。
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