音楽ソフトが使いたい!でも、PCが苦手?
最近昔話ばっかりで恐縮です。
生まれてはじめて、
自分でオリジナル曲を録音した時のお話をさせてください。
時は1980年初頭。
レコードとカセットテープの時代です。
バンドっぽい曲をつくってみたい。
ドラムやベースがドッカンドッカン入っている曲を、
録音してみたい。
しかし、まだ学生。どアマチュア。
パーマネントなバンドもない。
もちろん、プロ仕様のレコーディングスタジオなんてものは、
夢のまた夢でした。
ツェッペリンみたいな曲書きたいけど、
バンドじゃなきゃ、あんな音出ないし・・・。
そんな風に思い悩んでいたある日、
自室でギターを練習しながら、
足でリズムを取っていたら、
ふと、自分の部屋の床が、
結構いい音でどーんと鳴っていることに気づきました。
あ。もしかして、これを録音したら、
バスドラみたいに聞こえるかも!
(聞こえへんって)
ついでにピアノのボディを手で叩いてみたら、
これまた、なかなかよく鳴ります。
(よい子はマネをしないでね)
そこで、ラジカセを持ってきて、
ドドン ダン と
「気分はボンゾ」でやってみたら、
あら。意外といい感じ。
それを聞きながら、またひらめきました。
もう一台ラジカセを持ってきて、
このドラム的な音を再生しながら、
ピアノを弾いて録音して、
さらにその再生を聞きながらギターを弾いて、
最後にそれ再生しながら歌を歌えばいいんだ!!!
これは、もう、ものすごい発見で、
夢中になって再生と録音を繰り返し、
結局シャーーーーーーーっというノイズだらけになって、
ドラムっぽい音なんかそのノイズにかき消されても、
なーーんか、ロックっぽいことやっている気がして、
自己満足できたものです。
時代がどんどん進んで、
MTRやシーケンサーの時代になり、
さらにはパソコンやスマホの時代になっても、
やりたいことの根っこは変わりません。
頭の中にある音を形にしたい。
私にとってはこれがすべてですし、
その表現手段として、
歌があり、楽器の演奏があり、録音テクニックがあります。
さて。
パソコンがいまいち苦手とか、
音楽ソフトの使い方がわからないとか、
楽器ができないとか、
そんな気持ちがブレーキになって、
結局前に進めないまま
悶々と時間を過ごしている人が多いと思います。
けれど、今一度考えて欲しいのです。
大事なのは「なぜ、やりたいのか?」です。
とりあえずやってみたいだけなら、
機材を覚える必要さえありません。
私がカセットデッキでやったことを、
スマホとパソコンでやればいいんです。
ハッキリ言って、シャーーーーッは入りませんから、
それなりの音は録音できます。
自分の頭の中にある音を形にしたいのなら、
だれか協力者を探すのも手です。
自分が想像するよりも、
もっと自分の理想に近い音を出せる人って、
世の中に数人ですが、存在します。
そんな人を探してみればいいのです。
パソコンが苦手なら、
パソコンにこだわる必要さえありません。
マルチトラックレコーダーという、
可愛いバディになりそうな子が
世の中にたっくさん出回っていますから、
ちょちょいのちょいでそれを覚えて、
どんどん活用すればよろしい。
今の時代はカラオケに困らない時代です。
ググり方が上手なら、たいがいのカラオケもみつかります。
どうしてもカラオケがないなら、
誰かにつくってもらうのも簡単です。
マッチングサービスみたいなところで、
カラオケアレンジャーみたいな人を探せば、
かなりピンキリ価格になるでしょうが、
(そして、腕前もやってもらわないことにはわかりませんが)
カラオケをつくってもらうことも可能です。
ちなみに、パソコンを覚えるにしても、
「何がしたいのか」を明確にして、
必要なことだけを覚えれば、
あっという間に使えるようになります。
何でもかんでもできる必要はありません。
自分がやりたいことだけ、できればよい。
たいがいの場合、
この「やりたいこと」が明確じゃないから、
あー大変だ。無理だ。となるわけです。
楽器の打ち込みも同じです。
こんなアレンジしたい。
この人みたいな打ち込みをしたい。
そこを明白にしないと、
いたずらに時間ばっかり無駄にしてしまいます。
何かをはじめようとすると、
オオゴトすぎて足がすくんじゃうのは、
目的がぼんやりしているから。
「やりたいこと」を明確にして、
今、やれることをズドンと、
まずはやってみる。
そこから1歩ずつ、前に進めばよいのです。
後から考えれば、ばっかみたいなことでも、
行動することは、必ず次に繫がります。
まずは、レッツゴー!です。
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