知識でも、思考でもない。メソッドは創造するものなんだなぁ。
どんなに知識を詰め込んでも、
あーでもない、こーでもないと考えても、
クリエイティブな発想がなければ、
新しいメソッドは生まれないし、
揺るぎない信念も語れない。
仕込んでも企んでもこねくり回しても、
どんなにカッコいいことばで飾っても、
そんなものは「真実」になり得ない。
曲や歌詞や小説を書いたりすることと、
メソッドを組み立てることって、
根本的に違う作業だと思い込んでいたのだけど、
どっこい、
論理を組み立てること、
そして、自分にとっての真実を見出すことって、
めちゃくちゃ、
クリエイティブな作業なんだ。
昨夜久しぶりに”Beautiful Mind”(ビューティフルマインド)という映画を見て、
しみじみ、そう感じてしまいました。
誰でも、自分自身を大きく、立派に見せたくて、
いろんなところから真実らしきものを寄せ集めて、
ごたいそうに語ろうとしてしまうもの。
自分に足りない経験やキャリアを、
誰かのことばでそれらしく補ったり、
二次情報の洪水の中から、
自分に都合のいいことだけを上手に拾い集めて、
自分を正当化したり。
でも、そこに、
自分自身がリアルに体験したこと、
自分自身の力で見出した真実、
自分の中から生まれたことばがなくちゃ。
突き動かされるようなパッションや、
心躍る瞬間がなくちゃ、
なにひとつ変えられない。
なんにも動かせない。
でもって、
ホンモノを生み出すのは、
やっぱり実に、苦しい作業なんであります。

◆基礎力がないわけではないのに、歌の評価が上がらない。思うようにキャリアアップできない。ワンランク上の世界で認められない・・・。そんな悩みを抱えるシンガーたちのための中上級者向けワークショップ、MTLネクスト。2021年2月に第2期を開講!
関連記事
-
-
「歌がうまい」って、なんなのよっ!?
歌なんか、習うもんじゃない。 ウンザリするほど聞いたことばです。 正直、私もずっ …
-
-
「無駄な努力」は、 果たして本当に「無駄」なのか?
「あ。これやってみたい!」 ちょっとした閃きに、心をつかまれて、 どうにもこうに …
-
-
メイクに目覚める年齢 vs. あきらめる年齢
大学4年の頃、よく遊んでいた同級生の男子に、いきなり、 「っていうかさぁ、コサカ …
-
-
「答え」が違うのじゃない。そもそも「質問」が違うのだ。
ずいぶん昔のお話です。 雑誌の付録に「美人顔の条件」というようなの …
-
-
「知ってる」だけで満足しないっ!
好奇心は学習のはじまりです。 「知りたい」という欲求こそが、 人を、勉強や練習や …
-
-
「まったくおなじ音」は2度と出せない?~SInger’s Tips #19~
長年歌をやっていて、 もっとも難しいと感じることにひとつに、 「おなじ音をおなじ …
-
-
「こんな曲やるくらいなら、あたし、バンド辞める」
カバー曲ばかりやっていた学生時代、 すでに社会人バンドでがんばっていた高校時代の …
-
-
聞いてもらう。
「とりあえずデモをつくれ!」というのが、 昨日のメッセージでした。 行動しないこ …
-
-
「軸の弱さ」をなんとかする。~Singer’s Tips #13~
高い声を出すとき、どうしても上を向いてしまう。 大きな声を出す時は、なぜかクビが …
-
-
若さのエネルギーなんて、誰だって持ってるし、誰だって失う。
あれは中学1年の頃。 美術の時間になると、 テストの成績の1位〜3位を、 常に争 …
- PREV
- 女子だって、ロックしたいっ!
- NEXT
- 「ペンは剣よりも強し」は、死語なのか?
