「髪の毛一本」レベルで、音の長さにこだわる。~Singer’s Tips #18~
歌の印象を大きく変えるポイントのひとつに、
「音の長さ」があります。
歌い出しのタイミングや、
ことばひとつひとつのビートを
気にするシンガーはたくさんいますが、
この「音の長さ」にまで、思いを馳せられている人は、
意外に少ない。
楽器を演奏するときには、
音のはじまりの「点」と、
その音が減衰しながら持続する「長さ」があります。
ピアノなら、鍵盤を打つ瞬間が「点」。
その音が消えるまでが「長さ」。
ギターなら、ピッキングした瞬間が「点」。
その音が消えるまでが「長さ」。
プレイヤーでも、
この音の「長さ」の感覚がイマイチだと、
演奏のグレードはイマイチシャキッとしません。
1つ1つの音の長さ。
1つの音から、次の音に移るまでの長さ。
フレーズの終わりの長さ。
次のことば、次の音譜、次のフレーズと、
前に前にと気持ちが行くばかりに、
フレーズの終わりがおろそかになると、
歌の印象はとても残念なものになります。
特定のオケに乗っかって歌う時、
ひとつのフレーズに対して、
気持ちいい「音の長さ」は、3通りしかない。
長め、短め、中間。
その3つは髪の毛一本ずれても、
今ひとつ、歌がシャキッとしなくなる。
私の持論です。
「髪の毛一本」レベルで、
音の長さにこだわれるようになると、
歌のグレードはぐっとアップします。
このことを念頭に、
達人と言われる人たちの歌を、
今一度、じっくり聞いてみると、
たくさんの発見があるはずですよ。
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