人はアウトプットすることで成長する
2024/06/25
「学ぶ」といえば、本を読んだり、音楽を聴いたり、人の話を聞いたりと、
インプットすることばかりを考えがちです。
しかし、学びは外部からやってくるものとは限りません。
人に話したり、書き出したり、
自分の頭の中にあることをアウトプットするうちに、
生まれる学びもたくさんあります。
話したり、書いたりすることで、頭の中が整理整頓されてゆく。
不足している知識や、未整理だった思考が、次々と明らかになり、
さらにクオリティの高いアウトプットをしていくために、
それらを補完しようという意欲が生まれる。
間違ったことを語ったり、恥をかいたりしたくないという緊張感も一役買います。
人に何かを教えようとするときに、
人は、教わる時の何倍も学ぶのです。
ときに、あまり何もかも話してしまう、書いてしまうと、
自分のネタというか、学んだ事が尽きてしまうような恐怖に襲われるものです。
しかし、実際は、話せば話すほど、書けば書くほど、
溢れるように、思考やことばが生まれて来ることに気づきます。
アウトプットするほどに、知識欲が高まり、それがさらなる学習に拍車をかけます。
ちょっと話したり、書いたりするくらいで、
尽きてしまう程度の学習量では、まだまだ全然足りないんです。
一定量を超えた学習をしている人は、
アウトプットを繰り返す事で、そこから新しい思考を生み出すことができます。
つまり、ネタを生み出すようになるのです。
自ら生み出したネタから、また学ぶことができる。
この正のスパイラルはエンドレス。終わることがありません。
インプットだけでなく、アウトプットが人を成長させる。
そう信じて、今日も語るのです。書くのです。
関連記事
-
-
「初めて」が「自分の基準」になる!
オーディションなどの審査をするとき、 最初に出てきたパフォーマーが、まずは採点の …
-
-
「真面目がダメならどうすればいいの?」
真面目にやれ。 一所懸命にやれ。 丁寧にやれ。 こどもの頃から、 よく言えば、閃 …
-
-
「これでいいのだ」と言い切る勇気。言い切れるまで追い込む努力。
中学時代、先生や英会話部の先輩たちが口々に、 「カーペンターズの英語はきれい」 …
-
-
いつでもどこでも、歌あればこの世は楽し。
欧米人の友達に、「あなたは歌ったりしないの?」と訊ねると、 よく返って来ることば …
-
-
人間の記憶は消えない?
「人間の記憶は消えない」という話を 何かの本で読んだことがあります。 実は、脳は …
-
-
横を向かない
悪口を言われれば誰だって少なからず傷つく。 一所懸命取り組んでいることを、批判さ …
-
-
ネガティブ・スパイラルを抜け出す。
私たちが日常的に心の中で繰り返していることばが、 自らのセルフイメージをつくり、 …
-
-
「自分」というジャンルを極める
「らしくあれ」。 女子高生時代、創立者のありがたきおことばとして、 朝礼などで、 …
-
-
「知ってる」だけで「わかった気」にならない。
「知識欲」こそが「学び」の基本。 「知りたい!」という気持ちが湧かなければ、 あ …
-
-
なんで、「できる」って言っちゃうんですか?
まだ小学生の頃だったか、 おとなたちが屋外で音楽をかけながら、 パーティーをして …
- PREV
- 風邪をひいたら歌っちゃだめなんです
- NEXT
- なくて七癖、カツゼツ編

