「やるっ!」と決めた時から、旅ははじまっている。
「がまん」という言葉が嫌いです。
やりたいことこそ、やるべきことで、
やりたくないことなんか、するのは時間の無駄で、
やりたいことだけをやって生きていけるように、
自分を変える、
環境を変える、ことこそが、
人生の目的なのだと、
高校生、いや中学生くらいの頃から信じていました。
とはいえ、「待つ」は大事。
「準備」も必要。
「やるっ!」とか「やめたっ!」とかって、
勢いで動き出せば、
「無理が通れば道理が引っ込む」で、
周囲に迷惑をかけるし、
そもそも、それまで自分が積み重ねてきたことに対して、
筋が通らなくなったりします。
時間がかかることを恐れる人もいます。
待っていると情熱がなくなっちゃうんじゃないか、
と思う人もいます。
しかし、1年や2年待ったくらいでなくなる情熱なら、
所詮その程度。
はじめたって、長続きしないし、
だったら、そもそもやめておいた方がいい。
あーでもない、こーでもないと考えるうちに、
やりたくなくなっちゃう、
やる自信がなくなっちゃう、というのも同じ。
なにかをやり抜こうと思えば、
問題が起きること、
困難に出会うことは、当たり前。
本気でやりたいことなら、
不安や困難に打ち勝つプロセスさえも、
ワクワクや希望に満ちているもの。
そこを拒むなら、
本気で「やりたい」とは言えません。
「やるっ!」と決める。
道筋を描く。
その段階で、すでに旅ははじまっています。
周到な計画を練る。
1歩ずつ、その道を歩いて行く。
時間がかかるとか、
手間がかかるとか、
関係ないんですね。
すでに自分の計画は、
スタートしているわけです。
こんな社会情勢です。
「待ち」も「準備」も、
平常時の何倍も必要になるかもしれません。
でも、です。
今も、自分自身は、
心に描いた「やるっ!」に向かって、
確実に進んでいる。
長〜いイントロ、いや、
長〜い曲間、
全身で感じながら、
準備し続けようじゃありませんか。
◆ 一から歌を学びたいという方にも、基礎を見直したいというプロの方にも。オンラインのお得なBasic3パック
関連記事
-
-
「これでいいのだ」と言い切る勇気。言い切れるまで追い込む努力。
中学時代、先生や英会話部の先輩たちが口々に、 「カーペンターズの英語はきれい」 …
-
-
「モラハラ」に負けない思考法
「ブスが話しかけるんじゃね〜よ!」 さまざまなハラスメントの標的になっていた、か …
-
-
高い声は、がんばらずに出す。~SInger’s Tips #17~
「高い声は、がんばらないと出ない」と、 思っている人がいます。 なぜそうなっちゃ …
-
-
自分を好きになるということ。
こどもの頃から、 自分じゃない人間になりたいと思っていた年月があまりにも長くて、 …
-
-
夢をかなえるためのすべて
“If you build it ,he will comeR …
-
-
「無理」って言うな!
「限界」は自分が設定するもの。 これが、かれこれ、半世紀ほど人間を …
-
-
「声」は自分で選ぶ。〜Singer’s Tips #8〜
「●●みたいな音楽やりたいんですけど、声質が向いてなくて」 「△△さんみたいに歌 …
-
-
人はアウトプットすることで成長する
「学ぶ」といえば、本を読んだり、音楽を聴いたり、人の話を聞いたりと、 インプット …
-
-
妄想、体験、疑似体験
「芸の肥やし」ということばもありますが、 さまざまな経験を積むほどに、その人の芸 …
-
-
空白の美学
「アマチュアはね〜、ソロ弾いてっていうと、 全部音で埋めちゃうんですよ。 弾かな …