大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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誰に話しても「ウソぉ〜」と言われるOnline映像制作秘話③

   

当初、編集は誰かに頼む予定でした。
映像編集なんてやったこともないし、
できる気もしない。
そもそも、そんな時間的、精神的余裕もありません。

しかし、映像を撮り散らかして、
はたと気づきました。

OKテイクって、
どうやってエンジニアに伝えるんだろう。。。

 

かつて一緒に仕事をした映像ディレクターは、
エンジニアと何日も何日もスタジオに籠もって、
OKテイクとNGテイクの選別をしていたっけ。

映像の使いだしや削除のポイントでパチンと指を鳴らす。
エンジニアはそこでポンと編集をスタートする。

四分三(しぶさん)などと呼ばれた、ビデオの時代です。
アナログです。

「この赤い標識、邪魔だから消して」と言われて、
エンジニアが何時間もビデオと膨大な量の機材と格闘するのを
スタジオの後ろのソファで、意識朦朧としながら、
見学していたものです。

ふとスタジオの時計を見て、
「あれ?8時って、朝の?それとも夜だっけ?」と、
実際に外に出るまでどちらかわからなかったこともあったなぁ。

 

閑話休題。

あれこれ使いどころを指示するには、
きちんとした台本なり、リストなりをつくるか、
私がそばに着きっきりで指示を出さなくちゃならない。

そんなら自分でやってみた方が早いわ。
と、なってしまったわけです。

 

できるかできないか、
やってみなけりゃわからない。

あーでもない、こーでもないと、
思い巡らせている暇があったら、
手を動かした方がいい。

迷ったり、考えたり、調べたりしているうちに、
情熱の鮮度が落ちてしまうことの方がよっぽど怖い。

だってね。

情熱の賞味期限はびっくりするほど短い。

情熱がMAXのときに行動しないから、
いつもちょっとずつ気持ちがくすぶって、
人生に自信を持てないまま、
下を向いて、後ろを向いて、生きることになるんだ。

 

というわけで、
どう考えても「自分でやる」という選択肢以外思いつかなかった私は、
即、Final Cutという映像編集ソフトをゲットして、
ついでに、Final Cutのマニュアル本も手に入れて、
使い方を学ぶことからスタートしました。

最初の3分間の編集に、たぶん、3日くらいかかったと思います。

仕事と最低限の生活に必要な時間以外、
すべての時間をPCの前で過ごすこと7ヶ月半。
最終的に480分、106本のビデオを編集しました。

撮影には全部で4回ほどスタジオに通いましたから、
もちろん映像素材は確実に3倍はあったと思います。

オンライン教材を制作していることは、
弟子たち以外、誰にも話しませんでした。

そう。
私って、何かにめっちゃ集中して取り組んでいるときは、
人に話さないんですよ。

別にアイディアを漏らしたくないとか、
完成するかどうかわからないから、秘密にしておきたいとか、
そういうことではない。

あまりに集中しているから、
人になにか言われたり、
不必要な情報を吹き込まれたりすることで、
余計なエネルギーを使いたくないのかもしれません。

 

すべてが完成してから人に話すと、
ほぼ、同じような感想が返ってきました。

「えぇ〜!?
そんなことまで自分でやったの?
なんで人に頼まなかったの?」

「よくそんな時間あったね?」

「そんなに長い時間、どうして耐えられたの??」

全部、発想が逆です。

心の底からやりたいから、できるようになるしかなかった。
そうやってアンテナを立てれば、
必要な情報は一気に集まります。

時間は、つくりました。
音大に往復する時間がもったいなくて、
編集期間中は音大の近くにホテルを取って、
20時近くに授業が終わってホテルに入って、
翌日の10時30分に学校に行くまでの間に、
7時間くらいPCの前に座って作業をしました。

長い時間かけるつもりもなかったし、
耐えたつもりも全然ありません。

思ってたよりずっと時間がかかっちゃった。
それだけでした。

やりたいことをやっていただけです。

誰かから何か頼まれたわけでも、
命令されたわけでも、
誰かになにか約束したわけでもない。

ただ、やりたかったから、やってみたんです。

そういう意味では、まぁ、趣味みたいなものです。

あたしって、「やれ」って言われないことの方が萌えるんです。

だからド変態とかって言われるのかもしれません(^^)

 

そんなわけで、2年前、
やっとこさっとこスタートしたオンライン講座。

まだまだ、たくさんの人の目に触れるように
がんばらなくちゃなぁ、と想いを新たにするのでした。

こちらからオンラインのデモバージョン見られるので、
よかったらぜひ、私のなかなかの「いい仕事」、
見てやってください〜(^^)

おしまい!

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