音楽は進化を続けている
「最近どんなの聞いてるの?」
若いアーティストたちのカウンセリングで、
彼らの好きなバンドやアーティストの名前をあげてもらうと、
あまりに知らない名前ばかりが次々あがって、
思わず「しまった」と冷や汗をかくことしばしばです。
そもそも、J-POPは完全に門外漢ですし、
アーティストの名前を知っているのは、
直接お仕事で関わったことのある人たちか、
誰かがレッスンに持って来たカバー曲のオリジナルアーティストとして。
かつてのような「誰もが知っている大ヒット」が極端に少なくなったことに加え、
アーティストの名前が、どんどん複雑化、謎化していることもあり、
毎回毎回、「え?なんていった?」「へー。勉強しとくわ。」の連続です。
いざ、曲を聴いてみると、
これがまた、とんでもなく難しい。
え?そこに行きますか?みたいな、
いわゆる「血にない」感じのメロディや、
引っかけ問題のような歌詞のハマリ、
超絶ハイトーンの連続に、
絶叫シャウト系やら、
オール息漏れみたいな不思議ちゃん系声や・・・
いやいやいやいや。
ちょっと待て。
こんなことを書いている時点で、最早年寄りの証拠。
かつては、ニューミュージックと呼ばれた音楽だって、
今やれっきとした懐メロ。
昭和歌謡に慣れ親しんだ耳には、
難解で、覚えにくくって、どうやってノったらいいかわからない、
「若者の音楽」だったわけで・・・。
そんな風に自分に言いきかせて、
日々「新しい音楽たち」をちょっとずつ聴いています。
脳ってのは怠惰なもので、
新しい情報を入れてあげないと、すぐにサボり出す。
新しいことを覚えるというのは脳にとっては負荷が高いから、
「やめとけ」「無理無理」とブレーキがかかる。
だから、慣れるのだ。
とにかく、数を聞きこなすのだ。
歌ってみるのだ・・・。
Official髭男dism(ヒゲダン)
YOASOBI
ずっと真夜中でいいのに
Ado
UNIZON SQUARE GARDEN
SEKAI NO OWARI(セカオワ)
King Gnu
Mrs. Green Apple
緑黄色社会・・・etc.etc.
さて、若者のあなたはもちろん大丈夫でしょうが、
ブログ読者のおとなのあなた。
これって、全部バンドやユニット名なんだけど、
ちゃ〜んとわかりますか?
歌、1曲でも知ってますか?
え?もしかして、歌えたりしますか?
こういうの聞いていると、
世界は紛れもなく進化しているなと感じます。
確実に前に進んでいる。
置いていかれないようにしがみついても、
まぁ、所詮振り落とされるわけだし、
そもそも、勉強しようって聞いてる時点であかんわけだし。
音楽の進化と共に、自らの感性も進化し続けるなら、
それはそれですごいことだけど、
まぁ、時代は巡っているわけで。
進化していく文化を遠くから見守るのと同じくらい、
守るべきものはきちんと守っていくのも、
オトナたちの役目。
だからね。
自分の「好き」は、しっかり守っていかなくちゃいかん。
そして、時折、
新しくって、ついていけないな、と思うものにほど、
目を見抱いて、耳をかっぽじって挑戦しなくちゃいかん。
・・・なんだか年寄り臭い文章になっちゃったから、
今日は、Yesでも聞いて、さっさと寝ます。

■無料メルマガ『声出していこうっ』。プライベートなお話からマニアックなお話まで、ポップな感じで綴っていきます!(ほぼ)毎週月曜発行!バックナンバーも読めますよ。
関連記事
-
-
うさぎか?カメか?観客か?
「よくそこまでやれるね」と言われることが、多々あります。 機材を買い集めて、見よ …
-
-
きっと、低気圧のせい
昨日から今日の夕方にかけて、 とにもかくにも引き込まれるように眠くて、 仕事がは …
-
-
「あと一周」のベルが、まだ聞こえない。
出版に向けラストスパートに入りました。 え?まだスパートかけるの?という街の声が …
-
-
無限大に見える作業量を前に、ひるんだら負けだ!
洋楽のカバーを歌う、英語の苦手な学生たちに、 英語の発音指導をすることがあります …
-
-
「慣れる」と「油断しない」の塩梅がムツカシイ。
今日、久しぶりにひとりで買い物に出かけました。 買い物に出たのは文具なのですが、 …
-
-
発信することは、ライブ・パフォーマンス。
「毎日、すごい勢いでブログをあげてるね」 最近、そんな風にいわれます。 しばらく …
-
-
「知ってる」だけで満足しないっ!
好奇心は学習のはじまりです。 「知りたい」という欲求こそが、 人を、勉強や練習や …
-
-
パッションから目をそらさない!
「え?MISUMIさん、そこまでやるんですか?」 何度言われてきたかわからないこ …
-
-
いい音を聞くのだ!
「最初に手にする楽器がいい楽器だと、上達は圧倒的に早い。 だから、こどもにはでき …
-
-
「そこにいること」の大切さを語りすぎることは、たぶんない。
長年、音楽の仕事をしていると、 「そこにいること」の大切さが、しみじみわかります …
- PREV
- ぶち切れない生き方
- NEXT
- キー設定にこだわり抜く
