「そこまでやる?」がオーラになる。
2016/03/15
「そこまでやらなくても・・・」
思わず、そんな風に言いたくなるほど、こだわりの強い人がいます。
例えば、人前に立つ仕事をする人ならば・・・
どんなに小さなお仕事でも一切手を抜かない。
仕事の準備が万端なのは当然。
服装や立ち方、見せ方にまで徹底的にこだわる。
さらに、ダイエット、エステ、ヘアメイクまで、
お金と時間をふんだんにかけて準備する人。
例えば、作曲家なら・・・
締め切りの期日までに曲を作るのは当然。
誰が聞いても、一瞬ハッとするような曲作りにこだわる。
デモの段階というのに、ほぼフルにアレンジまでして、
すでに完成された曲のようなクオリティに仕上げてしまう人。
例えば、学生なら・・・
与えられた課題を、提出日や発表日までにクリアするのは当然。
誰よりも徹底的に研究し、学び、答えを追求する。
時に、教える側までをも唸らせるほど、自らを高めてしまう人。
「普通、そこまでやらないよ。」
「真面目なんだね」
ごく普通の人たちは、そんなこだわりの強い人たちを、
嘲笑したり、また感心したりするものです。
そうして、自分たちは「こんなもんでいいか」という領域で、
毎日をこなしていく。
当然、「そこまでやる」人たちと、
「こんなもんでいいか」という人たちのやることにはギャップが生まれます。
そのギャップが、自信というオーラになって、受け手を圧倒するのです。
普通の人と同じことをしていたのでは、普通の人と違うところには行かれません。
違うところを目差すなら、
「そこまでやるの?」と嘲られることが誇り。
ぶれることなく、流されることなく、しつこく、しつこく、こだわって行くのです。
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