教える人のやる気を奪う「イケてないリアクション」
2015/04/19
生徒やクライアントのポテンシャルを引き出すのが、
トレーナーや講師の仕事。
しかし、レッスンを受ける側にも、
講師の持てる力を充分に引き出すための心構えは必要です。
トレーナーも、先生も、ただの人。
どんなに平等を心がけて教えていても、
やはり、与える情報量が常に一定というわけにはいきません。
教える側との関係性のつくり方に長け、
相手を本気にさせ、そのベストを引き出す。
そんなツワモノの受け手がいる一方で、
教える側のエネルギーを奪い、
情熱をクールダウンさせ、
結果、規定通りの情報しか受け取ることのできないという、
イケてない受け手もいます。
私語が多い、話を聴かない、
何を教わっても、その場限りで、予習復習をまったくしない、
など当たり前のことはさておき、
今日は、教える側のやる気を奪う、やってしまいがちな、
イケてないリアクションを3つご紹介します。
1. 「ですよね。」と、今、教えてもらったことは、
自分も知っていた、というような反応をする。
少しでも相手のためになるような情報を提供したい、
というのがものを教える側の気持ち。
「知らなかった」「気づかなかった」「なるほど〜!」
というリアクションがあればあるほど、
もっともっと、教えてあげようという気持ちになるものです。
何を教えても、「ですよね」を連発されると、
教える側の情熱が冷めていきます。
ときどき、「ですよね。」が口グセの人もいますから、
要注意です。
2.「そうですか?」と、どんなアドバイスも、
とりあえず否定する。
教える側は、自分の経験や知識から、
相手を観察、分析した上で、最善のアドバイスをします。
思ってもいなかったアドバイスもあるでしょうし、
ときには、的を外れたことを言われることもある。
しかし、そんなアドバイスをされることには、
何か理由があるはずなのです。
たとえば、「緊張してるのね」と言われて、
「いえ。全く」と答えれば、会話はそこで終わります。
自分ではそのつもりはなくても、
そのようにアドバイスされたら、
(緊張しているように見えるのかな?なぜだろう?)
と、思うべきで、
そうなるとリアクションは
「そんなつもりはないんですけど、
無意識に、どこか、緊張してしまってるんでしょうか?」
となるはずです。
「うまくなったね。がんばって練習したね」と言うと、
「全然練習してないんですけどね」と、
薄笑いを浮かべて言うような人もいます。
これでは会話は絶対に続きません。
「すみません。実は、練習できなかったんですけど、
先週よりうまく行ってますか?」
と聴けば、もっと深い情報が聴き出せるかもしれない。
そんなコミュニケーションの基本がわからないのは、
困ったものです。
3.教える側の言葉や、お手本に、
自分の言いたいことや、歌をかぶせてくる。
そもそも、リアクションには、
心地よいタイミングがあります。
とんとんとん、と言えば、とんとんとん。
ぽんぽんぽん、と言えば、ぽんぽんぽん。
絶妙なタイミングで、心地よいリアクションができる人とは、
誰もが会話がはずむものです。
ところが、こちらが、
とんとんと・・・くらいで、とんとんとんとと
ぽんぽ・・・で、ぽんぽぽぽぽんぽ、と、
相づちをかぶせてくる。
お手本を歌って聴かせようとすると、
こちらが歌い出すなり、必ず自分も歌いだす人もいます。
これ、結構、イラッとするものです。
中には、こちらが話していると、話を途中でひきとって、
自分の話を始める人もいます。
時々なら、そんな場面があってもいいでしょうが、
あまりに度重なると、最早レッスン妨害とすら感じられます。
一度など、「私のレッスンを受けたいの?
それとも自分がしゃべりたいの?」と、
聞いてしまったことさえあります。
これも、コミュニケーションの基本ですね。
いかがですか?
無意識に、やっちゃってること、ありませんか?
私も書きながら、自分の胸に手をあてました。
「イケてないリアクション」、
書き始めたら、どんどん思いついちゃいました。
きっとまた続きを書きそうです。
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