大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

他の誰かにとっては、 「なんぼのもんじゃい」の人生かもしれない

   

またひとつ、自分にとっての大きな挑戦が終わり、
静かな気持ちで休日を過ごしています。

 

こんな静かな日に、頭をよぎるのは、いつも、

「音楽が私をここまで連れてきてくれた」という想い。

 

他の誰かにとっては、
「なんぼのもんじゃい」の人生かもしれない。
 
大きな成功があったわけじゃないし、
なにかを成し遂げたわけでもない。
 
誰かを幸せにできたわけでも、
誰かに何かを与えられたわけでも、
なにか重要なことを後生に残せるわけでもないかもしれない。
 
語り継がれるような武勇伝も、
人を感動させられるような壮絶なストーリーも、
世紀のラブストーリーさえもない。
 

自分にとって人生を変えるほどの、
大きな意味があったできごとさえ、

果てしない世界や人類の歴史の中では、
きっと、吹けば飛ぶような、
ちっぽけな、砂粒のようなものでしかない。

 

それでも、なんでも、
音楽が私をここまで連れてきてくれました。

 

音楽に心つかまれた、あの、しびれるような瞬間から、
 
レコードに針を落とすたび、
カセットのボタンを押すたびに、
 
音楽がくれた、ぞくぞくや、ワクワク、
至福、絶望、絶叫、恐怖、喪失感、あこがれ、羨望・・・
 
そんな、メーターが振り切れるほどの激しい感情を
感じ切ってきたからこそ、

 

今いる、この場所に、
こんな想いで、こんな風に、いることができる。

 

誰か他の人と、自分自身の価値や、
人生を引き比べることは、なんて意味のないことなんでしょう。

 

今、ここにいる自分を愛せることを、
心から誇りに、幸福に思います。

 

出会ってくれたすべての人に心からの感謝を。
 
ありがとう。
 
明日からまた、がんばります。

54897718 - young man listening music with earphones

 - Life

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

「思いきりOFF」で、効率をあげる。

「休みの日には思いきり休みなさい」と、みんなに言っています。 たまりにたまった雑 …

「10代の魔法」を謳歌するのだ

いやぁ、スィートSeventeenとはよく言ったものですが、 ティーンエイジャー …

「アイデンティティ」と向き合う 〜from USA①〜

週明けから10日ほどの予定でニューヨークに来ています。 ニューヨークは1992年 …

ネガティブな面にばかり焦点があうのは、あなたの思考のクセです。

物事には、いい面があれば、必ず悪い面があります。 フォーカスする角度やポイントが …

まず、やれ。文句を言うのはそれからだ。

「あの程度のコード進行の曲なら、その気になれば何曲でも書けるぜ。」 「こいつ、こ …

no image
「情報」は量より質!

私はボイトレや声、カラダに関する本など、 気になるものを定期的にどかっと大人買い …

ちゃんと寝ろっ!

「えぇええ〜〜っ!MISUMIさんともあろう方が、 今さら、そこですかぁ〜〜〜っ …

何を言われても、自分がぶれなきゃよくないですか?

少し前まで海外には、 「日本人はいまだにちょんまげ結って、着物着ている」 と思っ …

限りない偶然に選ばれてきた「特別な自分」

一瞬の選択で人生は大きく変わります。   もしもあの時、あの瞬間にラジ …

シンプルでもいい。複雑でもいい。「生きる」を楽しむ。

学生時代、小笠原の父島という島を、 友人たちと共に自転車を担いで訪れたことがあり …