頂点のその上って、どこなんだろう?
「ちょっと成功すると、みんな、そこで満足してしまう。
それで、ちょっとずつ失速してしまう。
本当に難しいのは、そこからさらに上にいくこと。
成功や栄光を忘れて、学校に戻って生徒になるように、
素直な気持ちで自分を磨き続けること。」
昨年公開になった、
『ロパートキナ 孤高の白鳥』と言う映画の中で、
伝説のバレリーナと言われる、
ウリヤーナ・ロパートキナが、そんなことを言っていました。
世界最高峰のバレエ団として名高い、
ロシアのマリインスキー・ バレエで20年以上もプリンシパルを務めるという彼女。
バレエがよくわかるわけではないのだけれど、
折りに触れ、バレエ映画などを見ては、
生まれ変わったらバレリーナになりたい。。。とため息をつく私。
美しいと思うバレリーナは今までたくさん見たけれど、
ロパートキナの踊りときたら、もう、それはそれは完璧。
無駄な感情表現や、
余計なアイデンティティをそぎ落として、
ポーズのひとつひとつが「完璧な型」なのに、
たまらなく、深い深い感情や役への想いが伝わってくる。
1ミリの隙もない「完璧な型」を再現することが、
人間にとって、どれだけ過酷なことか。
ほんの数分間の踊りに、
どれだけの美意識、プロ意識、
研究と探求、
そして、血のにじむような努力があるか。
世界の頂点に立つということは、けして妥協しないこと。
もっともっとと高みを目差し続けて行くこと。
一瞬たりとも、満足してはいけないということ。
レベルこそ違え、
プロというものは、
どんなときも、試されているものなのだと、
深く考えさせられた映画でした。
まだまだだな。。。
と、ひとりごと。
*ちなみに写真はロパートキナとは無関係です。
是非、映画を見てくださいね。
不定期メール・マガジン『声出して行こうっ!me.』
明日発行します。
ご登録はこちらから。
(システムの不具合でしばらく登録ができなくなっていたようです。再度お試しくださいね!)
関連記事
-
-
ことばにするチカラ
「天才は教えるのが下手」と言われます。 だって、普通にできるから、 どうしてそれ …
-
-
「切り替え」と「集中」で精度を上げる!
インプットとアウトプットを、 高い精度で両方一度にこなせるという人は 一体どのく …
-
-
誰に話しても「ウソぉ〜」と言われるOnline映像制作秘話③
当初、編集は誰かに頼む予定でした。 映像編集なんてやったこともないし、 できる気 …
-
-
いつも初演のつもりで準備して、 初舞台のように、パフォーマンスすること
「いや〜、感動しました!!次も楽しみにしています!」 オーディエン …
-
-
好きで、得意で、何時間でもできることだけをがんばる。
かつては、何でもかんでも自分でやらなくちゃ気がすまない、 とりあえず、まずは自分 …
-
-
ビジョンとチームワークが作品力になる。
お城や寺院、教会などのような歴史的建築物や、 アイディアとエンタテインメントが詰 …
-
-
すごいミュージシャンって、ここがすごい。(MTLワークショップ in 東京のご感想)
MTLワークショップ in 東京vol.3の受講生のご感想から。 先日はR&am …
-
-
外しちゃいけないフレーズがあるから「ポップ」なんだ。
10年ほど前のこと。 英語教材のレコーディングで、 外国人のシンガーたちの通訳件 …
-
-
「観客総立ち」を演出するプロの仕掛け
先日、キャロル・キングのケネディー・センター名誉賞をたたえて、 アレサ・フランク …
-
-
自分自身こそが「最も手強いオーディエンス」だ/『クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち』
「観客のことは意識しないことにしている。 クリエイトするときはいつもそうだ。 ま …
