極度の緊張に負けない自分になる|本番で力を発揮するコツ
「極度の緊張」のため、肝心な舞台でしくじる。
舞台度胸がないとか、練習が足りないとか、ひどくしくじって落ち込んでいる若者に、がみがみと説教をする人を目撃することも、これまで幾度となくありました。
ステージのたびに、舞台袖や真正面でパフォーマンスをチェックしていて、毎回厳しく駄目出しをするというディレクター、プロデューサーもいました。
「まだまだ甘い」「もっとがんばれる」と気づかせたいという熱い想いからか。
たくさんの資本をかけているのに、という苛立ちか。
はたまた、まわりのスタッフの手前、自分はやるだけのことをやっているというパフォーマンスなのか。
そんなこと言えば言うほど逆効果なのにと、傍で聞いていて、がっかりしたことも何度かあります。
緊張は、「失敗したらどうしよう」「どう思われるだろう」という不安が引き金で起こります。
どんなに緊張しやすい人でも、家族や友だちとカジュアルに話す時に緊張することはありません。
「自分は大丈夫」という自己暗示をかけることに成功すれば、緊張は収まるのです。
さて、では具体的にどうするか。
1.リラックスしている時の身体の状態に近づけて、脳を騙す。
・膝をリラックスさせて、身体を上下に軽くシェイク。
・重心を下に落として、血液を下半身に戻します。
・丹田に力を感じながら、呼吸をゆっくりと、ぜんぶ吐いてから、ゆっくり身体を膨らませるように、息を身体に入れていきます。
身体がリラックスした状態になると、脳は騙されるらしい。
すると、どんどん気持ちが落ち着いてくるはずです。
2. 「大丈夫!」と確信できるまで準備したら、最後は、「自分は失敗しない」と決める。
心の中の「?」をぜんぶ消す努力は、マストですが、とにかく、やれることをぜんぶやりきったら、最後は、「自分は失敗しない」と決めることです。
本番がうまく行くか否かは、自分でコントロールできることではないと考えています。
最後に決めるのは「本番の神様」です。
自分自身は「本番の神様」に愛されている。
だから絶対に失敗しないんだと心に決め、それを誰に対してもハッキリと口に出すことです。
3. 緊張を感じたら、「よっしゃ、興奮してきた!」と自分に気合いを入れる。
緊張と興奮は同じ種類のエネルギー。
リラックスし過ぎては、うまく集中力を発揮できません。
よき緊張感は大切な友だちです。
だから、緊張を感じ始めたら、「よっしゃ!いい感じ!」と自分に言いきかせること。
そんな空元気な自分がおかしくて、笑っちゃうくらいでちょうどよいわけです。
この他にも、なにかお守りを決めて触る、大切な人の写真を見て笑いかける、誰かに背中を優しく叩いてもらう、などなど、自分なりの方法を見つけることも肝心です。
最悪なのは、しかり飛ばしたり、脅しをかけたりすること。
「失敗したらどうしよう」という想いが強くなればなるほど、緊張はますます強まります。
指導する立場にある人間こそ、もっともっと勉強や研究をすべきなんです。
緊張は、場数を踏めば、必ず軽減されます。
上手に付き合っていきましょう。
■声のエネルギーで聴く人をあなたのファンにする。
ビジネスパーソン向けプライベートレッスンはこちら>>
■思い通りに歌い、聴く人の心を震わせる。MTLのボーカルプログラムは、発声の基礎から表現力の強化まで、ヴォーカリスト向けプログラムはこちら>>

関連記事
-
-
まず、やれ。文句を言うのはそれからだ。
「あの程度のコード進行の曲なら、その気になれば何曲でも書けるぜ。」 「こいつ、こ …
-
-
変化は必然。
業界のお仕事が長いせいか、 はたまた海外生活を経験したせいなのか、 変化に対する …
-
-
挑戦か?ブランドか?
従来のイメージを守り続けるか? それとも挑戦するか? アーティスト …
-
-
「憧れのあの人は持っているのに、私は持っていないものリスト」
音楽に目覚め、 「いつかビートルズになる!」と頭の悪いことを真剣に夢見ていた中学 …
-
-
ねつ造不可能なキャリアを刻む
Webの世界をサーフィンしていると、 昨今は、みんな本当にセルフ・ブランディング …
-
-
正しい「シャウト声」の出し方!
高校時代の自分のバンドのライブ音源という、 恐ろしいものが存在しています。 少し …
-
-
どんなに「ふり」をしても、オーディエンスは一瞬で見破るのです。
「わからないことを、わかっているかのように、 できないことを、できるかのように語 …
-
-
「君、あんなもんでいいの?判断基準甘くない?」
「ま、君は、リズム、もうちょっとシビアにがんばった方がいいね」 1 …
-
-
いつも初演のつもりで準備して、 初舞台のように、パフォーマンスすること
「いや〜、感動しました!!次も楽しみにしています!」 オーディエン …
-
-
人には、人の「道筋」がある。
学生時代、得意だった科目に『論理学』があります。 一般教養の範囲ですし、 正直、 …
- PREV
- 「なり方」なんて、きっとない。
- NEXT
- 「ちゃんと聴く」技術。
