プロへの突破口『仲間を見極める』
2016/10/27
お正月も3日。
そろそろ、社会復帰に向かって、ウォーミングアップをはじめようか、
というところでしょうか?
こちらのブログ『声出していこうっ!』も、
新しい年に心機一転がんばるみなさんと共に歩むべく、
早速、バリッと気合いの入った感じでぶっ飛ばしたいと思います。
さて、今日から、不定期ながら、『プロへの突破口』というテーマの
記事を書くつもりです。
「絶対にプロになんかなれない」と言われた私が、
「プロ中のプロ」と言っていただけるようになるまでの修行の日々の中で、
学んできた、試してきたことを紹介します。
第1回の今日は、「仲間を見極める」です。
学生時代、どんなに一所懸命バンドをやっていても、
仲間がみな、本気でプロを目差しているとは限りません。
当たり前のことのようですが、ここを見誤ってしまうことが多々あります。
「プロになりたい」という人はたくさんいても、
「プロになる」というコミットメントができる人はほんの一握り。
しかも、コミットメントだけでなく、
実際に行動レベルにまで落とし込める人となると、さらにレアです。
趣味で音楽をやることを否定しているわけではありません。
しかし、自分がプロを目差すのなら、
趣味でやっている人たちと、どんなにがんばっても、その先へは行かれません。
むしろ、お互いが苦しくなるだけ。
その「違い」を見極めることで、
お互いのフラストレーションを回避することができるはずです。
では、その「違い」とは・・・
1. 優先順位が違う
プロ志向の人間にとって、優先順位のナンバーワンはなんといっても「音楽」。
ときに、ツートップで「女の子」(or 「男の子」)
になっちゃう時期もありますが、基本は「三度の飯より音楽」。
音楽中心に生活が回っていて、すべてのスケジュールは後回し。
つまり、「プロだから、音楽中心の生活になる」わけではなく、
「音楽中心の生活をしている人がプロになる」のですね。
そんな人たちが、音楽の優先順位が一番ではない人たちと活動していると、
信じられない(と思ってしまう)発言が次々と飛び出します。
バイトが忙しくて練習ができない。
成績が落ちたら困るから、試験中はリハーサルには出られない。
お金がないから、今月はライブはやめておく。
生活が不安だから、とりあえず就職する。。。
いやいや、一般的には、「当たり前」ですね。
でも、プロ志向の人たちは、そんな発言に、
やる気をくじかれたり、傷つけられたりするわけです。
2.覚悟が違う
本気でプロになろうとしている人は、
いつも目をつぶって崖っぷちに立っているような、恐怖感と戦っています。
食べて行かれるとか、行かれないとか、
将来困るかもしれないとか、
そんなこと以前に、プロになれる保障もない。
なれたとしても、活躍できる保障だって全然ない。
「音楽なんかで食べて行かれるわけないだろう」という
周囲のオトナたちからの、痛いほどの非難を全身で受け止めながら、
それでも音楽しかないのだと、腹をくくる。
「もしかして、うまいこといったら、プロとかなっちゃったりして」
という、お楽しみ派の人たちには、全く理解できない悲壮感さえある。
そんな心理的、精神的な溝は、だんだんと深くなって行きます。
3. 執着が違う
なんといっても、好きでたまらない。
音楽がなくちゃ夜も日も明けない。
そこまでやるの?というほどの異様な執着で、
曲を書き、楽器を練習し、ライブの準備をする。
できることはなんでもやってやる!と、
寒くても暑くてもストリートに立ち続け、
1枚でも多く、CDを買ってもらおうと声を枯らしてがんばる。
とにかくいい話になるまで、
コンテストやオーディションを受けまくる。
そんな、異様な執着を、何かしら抱えている人たちは、
楽しく音楽をやりたい人たちにとって、
時に、鬱陶しく、迷惑な存在にもなりかねません。
いかがでしょうか?
仲間を見極めることは、
プロ志向の人にとっても、楽しく音楽を続けて行きたい人にとっても、
実に大切なことです。
どちらが悪いというのではない。
誰かを思うように変えようとしても、人は変わりません。
居心地が悪いと感じるのは、
居場所が間違っているからなのです。
明日、1月4日(日)、お昼ごろ発行予定の今年最初のメルマガ。
インサイドストーリーは、学生時代、音楽に対する異様な執着のあまり、バンド仲間に煙たがられた私の、黒い歴史、『あいつ、イタい』をお届けします(^^)
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