「歌い方」の前に、「なぜ、そう歌うのか」
歌を学ぶ人も、教える人も、ついつい陥りがちなのは”How”に終始すること。
高い声、機関銃のように繰り出される歌詞、メリスマ、ビブラート…etc.
いかにもカラオケで高得点を取れそうな、これらの「スキル」は、わかりやすい「歌のうまさ」の目安でもあります。
正解やゴールに向かって、一直線に手順を追いかけ、ゲームを攻略するように、効率よく歌のテクニックを手に入れれば、
「できる」喜びもあるし、仲間内での評判もあがります。
歌の楽しみ方のひとつとしては、もちろん、ありでしょう。
“How”を教えれば喜ばれるし、クチコミも起きやすくなります。
わかりやすい正解がある分、教える方も楽なので、トレーナーも、ついつい”How”に終始しがちです。
しかし、人が感動するのは、「どう歌うか」ではなく、「なぜ歌うか」。
どれだけテクノロジーが発達したって、人が人である以上、この鉄則は変わりません。
「歌い方」の前に、なぜ、そう歌うのか。
誰に向かって、何を使えるために、どう表現したいのか。
その時、自分は、聞き手は、何を感じるのか。それはどうしてなのか。
歌い手は、この答えを、何が何でも見出さなくちゃいけない。
教える側は、そのことを、確実に伝えていかなくちゃいけない。
How は Whyの先にあるのです。

関連記事
-
-
歌の才能。
はじめてトレーナーのお仕事をしてから、 かれこれ20年。 下は小学生から、上は7 …
-
-
「ビートを立てる」って難しい。〜Singer’s Tips #11〜
「もっとビート立てて、リズムよく歌って。」 などというディレクションを受けること …
-
-
歌のブートキャンプ、スタートします!/短期集中で歌はどこまでうまくなるか?
“歌を志す人のための新しい講座「MTL vocal BootCamp …
-
-
歌い手の声の印象はこれで決まる!
プロアマ問わず、 さまざまなシンガーの歌にアドバイスをしていて、 もっとも気にな …
-
-
キーは、歌えりゃいいってもんじゃないんですよ。
カバー曲を歌うとき、 無条件にオリジナルのキーで歌っている人は多いはず。 私自身 …
-
-
個人レッスン?グループレッスン?メリットと選び方
実によくされる質問のひとつに、 「個人レッスンとグループレッスンっだったら、やっ …
-
-
歌が劇的にうまくなる必勝練習法
昨年から育成に携わっていた新人アーティストたちが、先日レコーディングを終えたと、 …
-
-
モンシロチョウからアゲハ蝶?進化しても本質は変わらない。
昨日、年末のZOOMセミナーや来期のVocal BootCampについて弟子と話 …
-
-
歌がうまくなるための「4つの要素」──練習の精度を上げるヒント
歌がうまくなるには、4つの要素があります。 どれも同じくらい大切で、それぞれ特徴 …
-
-
「歌を教える人」になる。
歌を教えよう!と志すなら、真っ先にすべきこと、いや、やって欲しいことは、もちろん …
- PREV
- 歌が劇的にうまくなる必勝練習法
- NEXT
- 基礎を忘れるために、基礎を学ぶのだ!
