大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「自慢話」してますか?

   

謙虚な人が好まれるのは、別に日本だけではありません。

 

欧米でも、
「俺ってすごいだろ〜?」みたいなことばかり言っている人は、
やっぱりあんまり好かれはしません。

 

しかし、

有名人やセレブと知り合いだとか、
あんな仕事をしたとか、こんな場所へ行ったとか、
いくらいくら稼いでいるとか、
こんな賞をもらったことがあるとか、
誰それに誉められたとか。。。

 

そんなとっておきの「ネタ」は、
ついつい話したくなってしまう、
話してしまうのが人情と言うもの。

 

時には、その場を盛り上げるため、
時には、自分を認めてもらうため、
そして時には、自分がいい気分になりたいため。。。

 

「これ話しちゃいたい」という欲求がむくむくと頭をもたげ、
思わず口から出る。
「こんなこと言ったら自慢になっちゃうかなぁ〜?」
などということばがちらりと頭をかすめるけれど、
やっぱり、その誘惑に耐えられなくなる。

つまり、「話したい」は、ごく自然な欲求。
話すタイミングや口調、話し方のトーンなどのセンスは大事ですが、

自然な欲求である以上、話したいときには話せばいい。
無理に押さえつけることはないですよね?

 

むしろ、自慢話をするやつと思われたくないばかりに、
必要以上に自分を卑下したり、
周囲を持ち上げたりする人の方が、
なんだか胡散臭かったりするものです。

 

さて、とはいえ、こうした「自慢話」には、
気をつけたいポイントがあると考えています。

そのポイントとは・・・

 

1.自慢話をすればするほど、自分の価値が下がっていくと心得る。

当たり前ですが、
有名人と知り合いであるとか、
セレブと友達である、などということを言いたい人は、
自分自身が有名人でもセレブでもない人ですし、

過去の経歴や栄光を並べて、
「俺はこんなにすごいんだ」と言わなくちゃいけないのは、
自分が期待するほど、周りの人が自分を認めてくれていないから。

 

卑下をする必要はないけれど、そんな自覚は必要です。

 

2.聞き手のリアクションや評価を過度に期待しないこと。
聞き手の反応が、いつもいつも自分の期待に沿うとは限りません。

 

他人の自慢話に対して、拒否反応を起こす人もいますし、
シンプルに、他人のことに興味のない人もいる。
無意識に嫉妬心を持つ人もいるでしょう。

 

そんなときは、あっさり話題を変えるべき。

自分を認めてもらえなかったと、気分を害して無口になったり、

期待通りのリアクションが得られるまではと、
さらに自慢ネタを連発し続けたりすれば、

疎ましがられるのは当たり前ですね。

3.聞き手と自分との「力関係」を明らかにするための自慢話は痛い。

 

俺って、こんなにすごい。
それに対して、キミの経歴は、しょぼい。
しかるに、俺は、キミより、こんなに偉いんである。えっへん。
だから俺の言っていることが絶対で、キミは服従しないといけないんである。

いつの時代にも、どこの世界にも、
上下関係をはっきりさせたいという人がいるものです。

優越感と劣等感。

なぜか、人は、相手よりも優位に立っていると感じることに快感を覚える。

本能的なものでしょうか?
しかし、残念ながら、上下も優越も人の心が決めるもの。

年上だから偉いとか、素晴らしい経歴だから優れているとか、
人はそんな風には感じないものです。

 

自慢話は、軽いタッチで。ユーモアを交えて。
そして、聞き手の気持ちを考えながら。

でも、しゃべりたいときは、しゃべっちゃいましょう。

その場が楽しくなるような自慢話なら、
きっと歓迎されますから。

 

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 - Life

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