カラダのコンディションに敏感になる
2017/10/10
カラダの機能の不具合を感じること、ありますか?
カラダが重い、頭の回転が鈍い、
胃の調子が悪かったり、肩や指の動きが悪かったり、
痛みがあったり、視力調節がうまくいかなかったり・・・
病気というほどではないけれど、何かカラダがうまく機能しないとき。
人のカラダは毎日コンディションが違います。
睡眠時間や休養時間、食事、前日のアクティビティ、疲労の蓄積、
気分、天候、環境・・・さまざまな条件によって、
カラダのコンディションは微妙に変化していくのです。
そうした、変化に敏感な人とそうでもない人がいる。
また、人によって、
変化を敏感に感じる部分とそうでもない部分がある。
スポーツ選手は四肢の動きや感覚に敏感ですし、
頭脳労働をしている人たちは、情報処理能力や、ひらめき力などに敏感です。
楽器の演奏家などは、指の感覚のちょっとした変化を敏感に感じます。
もちろん、いわゆるプロフェッショナルばかりではありません。
細かい作業を趣味とする人なら、その日の視力や指先の安定感の違いを感じるでしょうし、
お料理が好きな人なら、微妙な味覚の変化に気づくかもしれません。
同じ荷物を重いと感じる日があったり、軽く感じたり、
体調に不安を抱えている人などは、内臓の感覚にも敏感です。
生きている以上、コンディションが変化するのは当たり前です。
日々、可能な限り、効率よく、一定のパフォーマンスをするために大切なことは・・・
〇コンディションの変化を起こしやすい要因を生活から排除する
睡眠不足、不規則な食事、飲酒、疲労の蓄積などを避け、規則正しく生活をすること。(イチロー選手の生活がいいお手本ですね)
まずは、「なぜ?(WHY?)」に気づくことも大切なことです。
〇基準となる自分のコンディションを把握し、変化に敏感になる
スポーツ選手や演奏家は、毎朝同じウォーミングアップなどをすることで、その日のコンディションをチェックします。
今日はここの筋肉がかたい、この指の動きが重いなど、感じることができるからです。
「どこが問題か?(WHAT?)」を明白にすることが解決への近道です。
〇変化に対応、修正するための、自分なりのルールを持つ。
ここが一番大切です。
あぁ、今日はダメなのね。じゃない。
じゃあ、今日はここのストレッチを念入りに。この筋肉をいつもよりしっかり使って。
とりあえず、珈琲飲もう、散歩に行こう、ジムに行こう、などなど、「どうしたらよくなる?(HOW?)」がなければ、気づく意味はありません。
本日14時頃発行のメルマガは『声と発声器官のコンディションに敏感になる』。
じゃあ、声のコンディションを知るには?それを修正するには?ということについて、ちょっとマニアックなお話を展開しています。
バックナンバーも読めますので、よろしければ是非こちらから登録してくださいね。**********************************************************
2013年8月3日(土)ボイス&ボーカルクリニックを開講します。
http://magicaltraininglab.com/information/3070/
これまでプライベートレッスンをお受けできなかった一般の方のために、限られた時間ではありますが、シンフォニーサロンさんをお借りして、ボイス&ボーカル・クリニックを開講します。
一人でも多くの方にお会いして、声や歌のカウンセリング、アドバイスをしたいと思います。
お一人あたり40分間、マンツーマン形式で、声、歌に関するご相談をお受けします。
土曜日なので、午後早めの時間から埋まってしまう可能性があります。
公開直後からすでにお申し込みもいただいています。
お時間に制限のある方はお早めにお申し込みくださいね。
http://magicaltraininglab.com/information/3070/
関連記事
-
-
うるさぁあああいっ!
数件先に、小さな公園があるせいか、 それとも、徒歩3分ほどのところに小学校がある …
-
-
ロックはエネルギー!
先日のロック・セミナーで、 「ロックはエネルギーだ」というお話を、 繰り返し、し …
-
-
自分の「サイズ」に合った声を出す
管楽器ほど、 一目見ただけで音色の想像がつく楽器もないでしょう。 大きさ通り、見 …
-
-
風邪をひいたら歌っちゃだめなんです
「先生、私、ちょっとノドの調子が悪いんですけど・・・げほげほげほ、 でも、一所懸 …
-
-
「軸の弱さ」をなんとかする。~Singer’s Tips #13~
高い声を出すとき、どうしても上を向いてしまう。 大きな声を出す時は、なぜかクビが …
-
-
仮死状態の筋肉をたたき起こす
ボイトレというと「ストレッチをさせられる」というイメージがある人が、 多いのでは …
-
-
ノドを痛めるのは「大きな声を出すから」ではなく「出し方が悪いから」
「大きな声=ノドを痛める」と思っている人が、 あまりに多いことに、いつも驚かされ …
-
-
カラダの制約から解き放たれたいっ!
マジカルトレーニングラボのボーカリストのためのトレーニングでは、 基礎トレーニン …
-
-
ボイトレにストレッチって、必要ですか?
ボイトレをはじめると、必ずと言っていいほどやらされるのがストレッチです。 やれ「 …
-
-
「ほどよさ」が結構むつかしい
声は音。音は空気の振動です。 ほどよい空気の振動は人の耳のみならず、全身に心地よ …
- PREV
- 声の変化の分岐点を探す
- NEXT
- 山口県での講演は、ガラにもなくキンチョーからはじまりました。。