基本の「き」
なんか、フェイクがばしっと決まらない。
どうも、歌詞がカミカミになる。
いやはや、がんばっても声がもうひと伸びしなくてしょぼい。。。
どんなにテクニックが身についても、
どれだけキャリアを積んでも、
「なんか」「どうも」「いやはや」は、
少なからず、誰にでもあるものです。
ムキになって練習しても、
どうにもこうにもうまく行かない時があります。
むしろ、どツボにはまって、
余計混乱するようなときもあります。
そんなとき、
きっと、姿勢を正してみる。
座っているなら、座骨を立てる。
立っているなら骨盤の向きを整える。
胸や首を、あるべき位置に戻す。
重心を中心に持ってくる。
力の流れを確認する。
カラダをリラックスさせる。
無駄な力を抜く。
呼吸を整える。
つまり、基本の「き」に立ち返る。
すると、大事なことが見えてきます。
集中と緊張とは違う。
ムキになれば無駄な力がはいる。
がんばればフォームに乱れが生じる。
カラダの「使い方」ではなく、
カラダの「あり方」を見直すこと。
そんな風にカラダと向き合うと、
カラダは、いい仕事してくれるようにできています。
基本の「き」。
どんなときも、忘れずに、大切にしたいものです。
関連記事
-
-
ビブラートのかけ方ぁ〜!?
ビブラートのかけ方などというものをはじめて意識したのは、 『これなら歌える!ボー …
-
-
「らしさ」の延長にしか、成功はない
歌の道でプロを目指そうと心に決めたのは、たぶん、20才くらいの時。 ピアノもダメ …
-
-
それでも私は行かねばならぬ。
意味なんかない。 意義だってない。 誰かのために、というわけではない。 自分のた …
-
-
若さのエネルギーなんて、誰だって持ってるし、誰だって失う。
あれは中学1年の頃。 美術の時間になると、 テストの成績の1位〜3位を、 常に争 …
-
-
年齢を公表するか、否か問題
むか〜し、 一緒にツアーを回っていたダンサーの子とおしゃべりするうちに、実は彼女 …
-
-
人は、他人のにおいに「敏感」かつ「不寛容」なもの。
「角の○○さんのご主人、若い頃はカッコよかったのよ。 ハワイアンバンドにいたらし …
-
-
心のブレーキをぶっ壊せ。
初めてシーケンサーを手に入れて、 ひとりで音楽をつくりはじめたのは、 22〜23 …
-
-
「フォームは乱れるもの」と心得る。~Singer’s Tips #1~
どんな名プレイヤーも、 長期間試合に出続けていると、 急に成績不振になったり、 …
-
-
嫌なヤツはみな反面教師
「六本木行って! え?道わかんないの? あ〜、もういいよ。途中、こっちが言うから …
-
-
本質で語れ!
ヴォーカリスト、作詞家、歌の先生とキャリアを重ねて、 なかなかの「いいお年」にな …
- PREV
- 「カラダの管理」はすべてのパフォーマーの絶対的義務である
- NEXT
- 人生のワームホールに飛び込む

