大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

疑問や不安を放置しない!

   

学習の過程はいつも同じです。

 

1.気づく

2.原因を探る

3.修正する

 

この繰り返しです。

 

最も大切なのは、「気づく」こと。

 

気づけなければ、上達も進歩もあり得ません。

 

しかし、「気づく」ことは、最も難しいプロセスでもあります。

 

気づくためには、ある程度のセンスが必要で、
そのセンスがない限り、学習の必要性にすら気づけない。
そして、学習しない限り、センスは磨けない。

 

こんなスパイラルがあるからです。

 

「気づく」がないと、練習の過程は下記のようになります。

プロフェッショナルの歌を聴いて、素晴らしいと思う。

自分も歌ってみる。

満足する。

 

ありゃ。終わりですね。。。。

実は、多くのカラオケ愛好家はこれで終わります。
もちろん、楽しみのために歌うならこれが一番幸せです。

 

しかし、ここに学習も進歩もないのは一目瞭然です。

学習のためには、上記の中に、下記のようなステップが挿入される必要性があります。

自分も歌ってみる。

歌ってみた自分の歌を何らかの方法でチェックする。

ピッチ、リズム、カツゼツ、表現・・・
あらゆる角度から、その精度を確認し、問題点に気づく。

問題点の修正方法を模索する。

練習を繰り返す。

歌ってみる。

チェックする。。。

 

このスパイラルに入り込めれば、少しずつセンスも磨かれるようになります。

 

さて、では、どうやったら、最初の「気づく」を得られるでしょうか?

 

歌に興味のある方、上達したいと考えている方は、
いつも漠然と疑問や不安を抱えています。

 

「私の歌ってどうだろう?」
「やっぱり私の歌はイケてないんだろうか?」

大切なのは、この疑問や不安を放置せず、向き合うことです。

 

疑問や不安が起きるのは上達のサイン。
つまり自分の内側の声が、「前進せよ」と伝えているのです。

 

この声を放置すると、ずぅっとフラストレーションを抱えたまま、
歌い続けることになります。
歌に限らないことですが、
疑問や不安を感じたら、自分で少し掘り下げて研究したり、
誰かに相談したり、レッスンに行ってみたりする時期だということです。

 

 

あなたが放置している疑問や不安はありませんか?

6626635_s

 

 

 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

「そこまでやる?」がオーラになる。

「そこまでやらなくても・・・」 思わず、そんな風に言いたくなるほど、こだわりの強 …

ペダル、踏んじゃだめよ。

小学校4年の時に、友だちの弾くピアノの調べに胸を射貫かれ、親に頼み倒すこと3年あ …

プライベートか?グループレッスンか?

「歌はプライベートレッスンでなければ上達しない。」 長年、そう言われています。 …

「曖昧なこと」「わからないこと」を放置しない

歌や楽器の上達のために必要不可欠なことは、 「曖昧なこと、わからないことを排除し …

カラダを楽器に「最適化」する。

「タマゴが手の中にあるように、 そーっと鍵盤の上に指を乗せるのよ。」 中学になっ …

ピッチの悪い歌が致命的な理由

音楽はピッチ(音の高さ)という概念があるから成立するもの。 どんなにリズム感がよ …

同じ音を、同じ音色、同じ音圧で、 100発100中で出す

人間のカラダは「まったく同じ音」を2回以上出すことはできない楽器。 そんなことを …

リモートはコミュニケーションのハードルを上げた。

最近、連日のように受ける側として、 オンラインセミナーに参加しています。 学ぶと …

分解して聞く。分解して練習する。~Singer’s Tips#27~

「片手ずつ練習しなさい。 右手と左手、一緒に弾いていたら、 間違っていることに気 …

「うまい」ってのは、ほめ言葉じゃない。

「うまいね」って言われたら、まだまだだと思え。 常日頃、人に、自分に言いきかせて …