「知は力」・・・発声の科学を学ぶ意味
歌の上達の一番の早道は、
なんといっても優れた歌い手を徹底的に研究し、真似てみること。
大切なのは感性と運動能力の開発です。
イメージ力と、カラダとのコミュニケーション力と言い換えてもいいかもしれません。
じゃあ、知識なんかいらないじゃん?
そう。もしも、人の歌を聴いて、真似るだけで、
その人のカラダで何が起きているかを完璧に学び取ることができるなら、
どんな知識もいりません。
実際に多くの歌手たちはそうして歌を学んできました。
しか〜し、生まれながらの天才ならともかく、
この方法だけで学習しようとすると、実に何年もの歳月が必要です。
さらに言ってしまえば、よほどの感性や分析力がない限り、
いわゆる猿まね、「なんちゃって」で満足してしまい、
とうていプロフェッショナルレベルに達することはできません。
厳しい言い方をする人は、
「所詮、人に教えてもらわなくちゃいけないような人は
才能ないってことでしょ?」なんて言いますが、私はそうは思いません。
閉じていた感性が、
左脳を刺激することで一気に開花することがあることを知っているからです。
感性を呼び覚ますためにできることは、右脳を刺激することばかりではないのです。
どうしても開かなかった感覚の扉が、知に刺激されて、
いきなりバ〜ッと開くことがあるんです。
もちろん、知識ばかりが先行してしまったのでは、本末転倒ですけどね。
関連記事
-
-
反面教師という大切な存在
「こんなピッチの悪い歌をわざわざ持ってきて、人に聴いてくださいって言える神経がわ …
-
-
本気でぶつかりあう。
一所懸命やっている子には、一所懸命教えたくなる。 めいっぱいがんばっている子は、 …
-
-
好きになれないなら、理解しようと努める
「そんな、しょーもない曲ばかり聴いているから、歌がうまくならないんだ!」 ある先 …
-
-
話す発声と歌う発声?
「話す発声と歌う発声って違うんですよね?」 よく耳にする、不思議な疑問文です。 …
-
-
「やる気」を引き出す3つの方法
まれに、「やる気のない生徒にボイトレをする」という、 謎の事態に遭遇することがあ …
-
-
問題意識とスリルが「学び」のカギ
人の話を素直に聞く、言われたことを一所懸命やる、ということは、 人にものを教わる …
-
-
ミュージシャンに向いている人って?
「ミュージシャンに向いている人ってどんな人ですか?」 そんな質問を時々受けると、 …
-
-
上達と進歩は一瞬でやってくる!
どんなに練習しても、ちっともうまくならない・・・ そんな時はだれだって、心が折れ …
-
-
ポジティブな面にフォーカスする。
「今の、自分ではどうだった?」 そんな質問を、歌い終えたばかりの生徒に投げかける …
-
-
525600minutes〜新年によせて〜
新年おめでとうございます。 新しい年がはじまりました。 新しい年はいつも真っ新な …
- PREV
- 「点ではなく面で考える」
- NEXT
- 上達のキーワードは「イメージ力」
