飽きず、 腐らず、 あきらめず。
2017/04/17
自らが選んだ道の上で、
人に選ばれ、
人に望まれ、
人に期待されること。
人に認められ、
人に愛され、
人に必要とされること。
道を志すものなら、誰もが夢見る状況です。
選ばれることは、時に重圧になります。
望まれ、認められる中で、
結果を出さなくてはいけない時、
圧倒的な自己不信との戦いで、
崩れ落ちそうになることもあります。
縮こまって、バラバラになった、
自分自身の勇気のかけらを拾い集めて、
苦しくても立ち上がらなくてはいけない時もあります。
なんぼのもんじゃい。
お前、なんぼのもんじゃい。
何様じゃい。
なに、カッコつけて、偉そうにしてるんじゃい。
お前なんか、
お前なんか、
お前なんか・・・・
鏡の中の自分に、
そう問いただし、泣きたくなるときだって、
きっとあります。
誰に認められるよりも、
自分に認められる自分自身になることの方が、
ずっと難しい。
しかし、
それでも、なんでも、進むのです。
それでも、なんでも、道は続いていくのです。
重圧に打ち勝ち、
自分自身を手なずけ、鼓舞し、
いつだって、その時の自分のベストをただ尽くし、
人を愛し、
人を大切にし、
そして、可能な限り自分を愛し、
飽きず、
腐らず、
あきらめず、
長い遠い、曲がりくねった道を
鉛を背負って匍匐前進するようなときも。
ただ、進む。
ひたすら、進む。
自分自身を、前に運ぶ。
それが、道を歩むものの生き方です。
進み続けられることこそが、
道を歩むものの、幸せです。
出会う人たちに支えられて、
一歩でも、一歩でも前に進み、
そんな人たちにいつか何かを、
お返しできるようにと。
そして、その道を歩む喜びを知ったとき、
すべてを捧げる「覚悟」が、
ふっとお腹の奥の方に宿るのです。
それは、おとぎ話のエンディングの
「めでたしめでたし」とはまったく違う。
時にきゅっと身の引き締まるような、
ぞくぞくっと総毛立つような、
それでいて、心もカラダも、
充実感で満たされるような、
そんな時間の連続こそが、
きっとたどり着きたい、ゴールなのです。
Keep on dreaming.
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