大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

200個の骨。600の筋肉。

   

人間のカラダには、およそ200個の骨があると言われています。
その上に乗っている筋肉は600あまり。
張り巡らされた神経は一説に寄れば、全長で72㎞にもおよぶとか。。。

 
私たちがその存在を意識する前から、
カラダは私たちとともに存在し、お役目を終わるその日まで、
私たちの「○○したい」という欲求を叶え続けてくれます。

脳や、神経や、筋肉や、骨たちは、その持てる能力を最大限に生かして、
日々私たちがふっかける無理難題を、
ときに多少の苦労をしながらも、クリアしてくれる。

たった今、こうして椅子に腰掛け、PCを使ってブログを書くという行為をするだけで、
脳の中では一体どれだけの電気的処理がなされていることでしょう。

神経系を時速数百キロで駆け巡る電気信号が、筋肉に働きかけ、
こうしてパタパタと思い通りの文字を打つ。

人間のカラダって本当にすごい。
神様のつくるものの完璧さには、驚嘆するばかりです。

 
カラダは生まれ落ちた瞬間から、当たり前に自分と共にあります。

多少の練習は必要としても、結局は思い通りに動いてくれることが、
ほとんどの人は、当たり前のように思っています。

ろくにケアもしないで、
動力となるエネルギー補給もそこそこに、
24時間、365日、やたらと酷使して、
そんな風にパワフルに働ける自分を誉めたりします。

働いているのは、「カラダ」。
「自分」は、単に命令を出しているだけ。

 
ケガをしたり、病気をしたり、年を取ったりすると、
人は初めて、カラダと言うものの存在を意識します。

不調な部分ができて、
いかに、自分のカラダが巧妙なバランスで動いてくれているか、
突然理解するのです。

足の指一本、折れただけでも、カラダはバランスを取ることが難しくなる。
虫歯一本がどれだけ自分自身を惨めな気持ちにするか、
経験したことのある人は多いはずです。

200個の骨。600の筋肉。

カラダの細部と繋がることなしに、
思うままに気持ちよく歌うことも、
イメージ通りの演奏をすることも、
ことばをひたすらつむぎ続けることも、できないのです。

いつも意識することは難しいけれど、
ときに、その存在のひとつひとつに意識を向けて、感謝して、
大切にケアしていきたいものです。

 

カラダ、いつもありがとう!

39524287_s

 - Life

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

時代が変わって、「歌が好き」という人たちの思いは、 どれだけ変わったのだろう。

「困ったことがあったら本屋へ行け。 自分が困っていることは、他の人も同じように困 …

ワクワクに飛び込め!〜 人生を動かすのは、説明できない「衝動」 〜

なにやってるんだろう?そもそも、なんでこんなこと、はじめちゃったんだろう?どうし …

「何言ってやがんでぇ」と吠えてみる。

かれこれ10年近く前のこと。 さる著名な文筆家が主催する食事会に参加させていただ …

no image
安心領域から出る

「自分の年収は親しい友達10人の年収の平均だ」という説があります。 親しい人とい …

「わかることばで教えてください!」

音楽業界に長くいるほど、 どこまでが専門用語で、どこからが一般のことばか、 これ …

仕事中毒=「超人病」が、カラダと心を破壊する

ワーカホリック。 日本語で言うと、仕事中毒。 常に仕事をしていないと、または、そ …

ZEPを見ながら考えた、「無意識に選び取ること」が“適性”

映画『レッド・ツェッペィン:ビカミング』を観てきました。 ツェッペリンの結成当時 …

「変」なのか?才能なのか?

先日、とある会社にお勤めの、 才能あふれる、知的な若者とごはんしていた時のこと。 …

「憧れのあの人は持っているのに、私は持っていないものリスト」

音楽に目覚め、 「いつかビートルズになる!」と頭の悪いことを真剣に夢見ていた中学 …

「あのね、わかる人と変わってください!」

先日、某携帯電話のS社に問い合わせの電話をかけました。 新規にiPadのセルラー …