200個の骨。600の筋肉。
人間のカラダには、およそ200個の骨があると言われています。
その上に乗っている筋肉は600あまり。
張り巡らされた神経は一説に寄れば、全長で72㎞にもおよぶとか。。。
私たちがその存在を意識する前から、
カラダは私たちとともに存在し、お役目を終わるその日まで、
私たちの「○○したい」という欲求を叶え続けてくれます。
脳や、神経や、筋肉や、骨たちは、その持てる能力を最大限に生かして、
日々私たちがふっかける無理難題を、
ときに多少の苦労をしながらも、クリアしてくれる。
たった今、こうして椅子に腰掛け、PCを使ってブログを書くという行為をするだけで、
脳の中では一体どれだけの電気的処理がなされていることでしょう。
神経系を時速数百キロで駆け巡る電気信号が、筋肉に働きかけ、
こうしてパタパタと思い通りの文字を打つ。
人間のカラダって本当にすごい。
神様のつくるものの完璧さには、驚嘆するばかりです。
カラダは生まれ落ちた瞬間から、当たり前に自分と共にあります。
多少の練習は必要としても、結局は思い通りに動いてくれることが、
ほとんどの人は、当たり前のように思っています。
ろくにケアもしないで、
動力となるエネルギー補給もそこそこに、
24時間、365日、やたらと酷使して、
そんな風にパワフルに働ける自分を誉めたりします。
働いているのは、「カラダ」。
「自分」は、単に命令を出しているだけ。
ケガをしたり、病気をしたり、年を取ったりすると、
人は初めて、カラダと言うものの存在を意識します。
不調な部分ができて、
いかに、自分のカラダが巧妙なバランスで動いてくれているか、
突然理解するのです。
足の指一本、折れただけでも、カラダはバランスを取ることが難しくなる。
虫歯一本がどれだけ自分自身を惨めな気持ちにするか、
経験したことのある人は多いはずです。
200個の骨。600の筋肉。
カラダの細部と繋がることなしに、
思うままに気持ちよく歌うことも、
イメージ通りの演奏をすることも、
ことばをひたすらつむぎ続けることも、できないのです。
いつも意識することは難しいけれど、
ときに、その存在のひとつひとつに意識を向けて、感謝して、
大切にケアしていきたいものです。
カラダ、いつもありがとう!
関連記事
-
-
Never Too Late!今しかない!
大好きな英語表現に”Never too late”があります。 直訳すると「〜す …
-
-
「夢喰って生きられないぞ」
大学3年だったか、それとも4年生だったか。 アルバイトをしていた東京タワーのおみ …
-
-
はじめる年齢が若くたって、ダメな人はダメなんです。
「なにかをはじめるのに遅すぎると言うことはない。」 さまざまなところに、そんな言 …
-
-
臨界点を突破する
「どんなに練習しても、高い声が出ない」 「毎日ボイトレしているのに、声量が上がっ …
-
-
頭痛がイタい!?
ここ1~2週間、頭痛に悩まされていました。 毎朝、首がぱんぱんに張って目が覚める …
-
-
よき時代のよきものを、 いい形で後世に伝える方法
高校時代、何が嫌いって「古文」の授業くらい 嫌いな授業はありませんでした。 使わ …
-
-
ことばの解釈に「正解はない」
高校時代の大半は、ロックとバンドとギター(そして男の子)に夢中で、 「学校の勉強 …
-
-
人間の記憶は消えない?
「人間の記憶は消えない」という話を 何かの本で読んだことがあります。 実は、脳は …
-
-
「数字」に価値を見出す
先日たまたまYoutuberのヒカキンさんが、 「Youtuberって、要は、他 …
-
-
「は?マスクって、なに?」
数年前にロンドンにひとり旅をしたときのこと。 そもそも旅の準備は周 …
- PREV
- お金、時間、労力、そして愛情をかける
- NEXT
- 1行のことば