自分自身の心の在処(ありか)を探す
我が家の初代わんこ、デイジーさんの体重はおよそ24キロ。
レトリバーにしては、かなり小ぶりで華奢でした。
しかし、外を歩いていると、
「わぁ〜。大きいイヌ!」と、驚かれることしばしば。
チワワやミニチュアダックスの飼い主さんたちに、
デイジーさんの体重を告げると、
「えぇ〜っ!重いですねぇ〜〜」と感心されたものです。
自分自身の「基準」。
感動や行動のよりどころは、いつだって、そこです。
体重のように、簡単に数値化できることに基準を求めるなら、
価値判断や行動指針の決定は、実にシンプルにできるもの。
数字をよりどころに生きるなら、
無駄なく、迷いなく結論にたどり着けることも、
多々あるでしょう。
しかし、物事の本質は、
数値化、マニュアル化できないところにあります。
ヴァン・ゴッホやジャクソン・ポロックの絵に、
数字や能書きは無用。
設計図も、プランもなく、
心のままに絵の具を塗り重ねるように描かれる絵画でも、
アーティストには、確実に、
「完成した」と直感する瞬間がある。
その瞬間を求めて、
右に行ったり、左に行ったり、
上を見たり、下を見たり・・・
そうやって、自分自身の心の在処(ありか)を探すのです。
そこは、どんなメジャーでも測ることのできない、
自分という命に与えられた、唯一のポイント。
誰かのメジャーや価値判断が介入することから、
守らなくてはいけない、いわば聖地です。
その心の在処(ありか)を探す旅こそが、
生きるということなのではないか。
時に苦しくて、
誰かに頼ってしまいたくなる。
周囲の思惑に振り回されて、
自信をなくしてしまうこともある。
それでも、負けずに、前を向いて、
自分自身を信じて、
歩き続けたものだけが、いつかきっと出会える場所がある。
いくつになっても、
こんな夢みたいなことを言いつづけられる人生を、
たぶん幸せな人生というのでしょう。
◆ ビジネスマンのためのヴォイトレ・ワークショップBizLab(ビズラボ) 開講!詳細はこちら。
◆2019年7月7日(日)MTLワークショップ in 鹿児島 vol.3
『ボヘミアン・ラプソディー』開催!
関連記事
-
-
「うまくなりたい」なら、一点突破!
それまでのシーケンサー+MTRという作曲スタイルをPC主体のDAWに移行しようと …
-
-
スランプに陥ったとき、やってはいけない3つのこと
スランプに陥ることは、誰にでもあります。 なんだか不調で、何をやっても調子が上が …
-
-
「これは私のスタイルじゃないから」
ずいぶん昔のことになります。 とある音楽制作事務所の年末パーティーで、 作詞家だ …
-
-
ちょっと「なんか」言われたぐらいでって言いますけど。
大人というのは「なんか」言うものです。 親や教育熱心な先生のように …
-
-
成長する人。
成長する人は、心の素直な人が多い。 なんでも無反省に、 他人の言うことを聞けばい …
-
-
「強制OFF日」=ジャミーデーをつくる
命の次に大好きな音楽が仕事になった20代の頃は、 24時間音楽のことが頭から離れ …
-
-
うるさぁあああいっ!
数件先に、小さな公園があるせいか、 それとも、徒歩3分ほどのところに小学校がある …
-
-
現実が自分にフィットしないときに、 なぜ、自分を合わせに行こうとするのか?
生涯を共にできるようなメンバーになかなか巡り会えず、 日々バンドの人間関係に悩ん …
-
-
「思い込み」と「勘違い」で、成長を加速せよ!
友だちのお嬢さんの話です。 両親が芸能系のお仕事だったこともあり、こどもの頃から …
-
-
人と人とは、100%はわかり合えない。
「ねえねえ、コサカさん、ちょっと野球のメンツ足りないから、入ってよ」 放課後、大 …
- PREV
- ビジネスマンのためのヴォイストレーニング
- NEXT
- 「いいね」が消えた日。

