大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「直感」がすべて。

   

「あ、この人、きらい。」

若い頃から、会った瞬間に、
相手の好き嫌いを決めてしまうようなところがあります。

相手を深く知るほどに、
「あぁ、こんなにちゃんとしている人なのに、
あたしったら・・・」
「感じてたほど、悪い人じゃないじゃん!」
などと思い直して、
ちょっとずつ、相手のいいところにフォーカスできるようになる。

その人と仲良くすることで得られるメリットや、
おつきあいすることで、
繋がることのできる人たちのことを考えたりする。

そうやって、
「おとなのおつきあい」ができるようになってはきました。

しかしです。

そうやっておつきあいしてきた人には、
もうね、必ずといっていいほど、
ものすごく嫌な想いをさせられるんです。

傷つけられたり、
罵倒されたり、
理不尽なことを言われたり。

「え?この人、こんなことしちゃうんだ?」
みたいな、
あり得ないことをされたり。

そうやって、
潜在意識のメッセージを無視したことを、
何度後悔してきたことか。

 

ドキドキすることしかしない。
心の底から好きと感じられる人としか付き合わない。

スピリチュアルなことはよくわかんないけど、
あたしは、そんな直感、
おそらくはどこかからのメッセージを追いかけて、
ずっと追いかけて、ここまで来ました。

そうした負の存在がこの人生に登場することにも、
もちろん意味はあります。

徹底的に傷つけられなければ
気づけなかった自分の弱さに気づかされたり、

負の存在にエネルギーを奪われそうになって、
はじめて自分のまわりには、
どれほど素晴らしいもので満ちているかということを
再確認させされたり。

しかし、しかし、しかし。

大切なのは、ワクワク、ドキドキ。

なんかよくわかんないけど、
この人、好き。
これ、大好き。

そんな「理由付け」できない、
左脳では絶対答えの出ない直感。

直感だけが、
根拠であり、動機であり、
生きる指針のすべてなのかもしれない。

そろそろね。
認めようぜ。

好きなものは好き。
嫌いなものは嫌い。

理由なんかいらない。

That’s it.

第3期(0期から数えて4期目)のインストラクター養成コースの受講生を募集を開始いたします。締め切りは4月末日。詳細はこちら

 - Life

  関連記事

「完コピって、どんな曲したんすか?」

先日、語りはじめたら止まらなくなった、完コピのお話の2回目。 最近、昔、完コピし …

「どう記録するか」より、「どう記憶するか」

スマホの時代になって間もなくのこと。 こちらが、それはもう夢中で、 なかなかいい …

ちゃんと仕事しろっ!

NYに住みはじめて、 寮の自分の部屋に電話を引き込むため、 電話会社に出向いたと …

欲しい情報は、ありとあらゆるところにみつかる

「カラーバス効果」ということばをご存じでしょうか?   心理学用語で、 …

年齢を重ねることは「変化」であって「劣化」ではない。

「今さら」、「この年で」、などとということばを聞くたびに、 本当にいらっとします …

自己肯定感を高めるためにやるべき、3つのこと。

歌はメンタルが9割。 自己肯定感を高めることは、ヴォーカリストにとって、 パフォ …

人には、人の「道筋」がある。

学生時代、得意だった科目に『論理学』があります。 一般教養の範囲ですし、 正直、 …

ワードを変えれば、自分が変わる

有名な心理学の実験で、 「スタンフォード監獄実験」というのがあります。 ごく普通 …

「強制OFF日」=ジャミーデーをつくる

命の次に大好きな音楽が仕事になった20代の頃は、 24時間音楽のことが頭から離れ …

それはプラシーボじゃないのか?

いい楽器は、いい音がする。 名のある歌手は、やっぱりうまい。 高価なフルーツは、 …