自分を生きる。 自分を愛する。
2019/04/20
日々、たくさんの人と会い、
実にさまざまな事柄をさまざまな角度から、
見たり、聞いたり、考えたりする機会をいただいています。
これは本当にすごいことです。
凝り固まりそうになる自分の価値観や、
ものの見方に一石投じ、意見してくれる人や、
まとめきれない自分というコンテンツを、
ものの見事に整理整頓してくれる人、
手の届かない世界にいながら、
私の想像力を刺激したり、エネルギーをくれたりする人、
会う度に清らかなオーラで私を包み、無条件に応援し、
友情や愛情を送ってくれる人などなど・・・
自分にとって、
本当にありがたい、
ポジティブな関係性の人もいれば、
こういう行動はしたくない、
こんな風に人にものを言うべきではない、
と感じてしまう、
どうにも好きになれない人や、
自分の人生には存在しなかったことにしたくなるほど、
共にいるだけで不愉快に感じる人、
さらには、「はぁ〜?ふざけんなっ!」と、
人目をはばからず絶叫したくなるような、
A○○h○○eな方たちなどなどもいます。
おかげで日々、さまざまな感情を揺り動かされ、
洪水のような情報と、
それらを処理するための最新の方法、
両方をダウンロードし続けているようです。
まぁ、我が愛しの(いい加減寿命の)iphone6よろしく、
私自身のキャパやスペックが不十分で、
思わず脳内がフリーズすることも、
再起動が必要なときも、多々ありますが、
それでも、ひるまずに、
未知の価値観を持つ人たちの中で自分を試し続けることは、
自分というコンテンツに、
新たな価値を見出す秘訣なのだとしみじみ感じます。
同時に、
どんなに新しい情報で脳内を満たし、
別世界で生きて来た人たちと交流し、
あたかも、別人のように自分自身を飾ってみたところで、
自分の本質は何にも変わらない。
いやむしろ、
どんどん自分の本質が純化され、
本性がむき出しにされていく。
完コピを繰り返しているときの感覚も、まさに同じでした。
モノマネをするほどに、
自分のオリジナリティがくっきりと浮き彫りにされていく。
自分を他の色に染めようともがくほどに、
自分自身の色が鮮やかに浮かび出す。
そうやって、つかみとった自分のアイデンティティは、
けして自分を裏切りません。
絶対に放してはいけない、本物のアイデンティティです。
結局人は、自分以外のなにものにもなれない。
だから、自分を極めるのだ。
誰になんと言われようとも、
自分自身がつかみ取った自分の本質、
価値観は、けして汚されることなどないのだから。
自分を生きる。
自分を愛する。
そしてね、
そうやって、本気で自分自身を尊重し、
愛することができるからこそ、
人を本気で尊重し、
愛することができるんだ。
長いトランスフォーム(変態)の時期を、
ようやく終えようとしています。
ようやく、また、動き出せそうです。

第3期(0期から数えて4期目)のインストラクター養成コースの受講生を募集を開始いたします。
非常にハードルの高い、密度の濃い講座です。締め切りは4月末日。詳細はこちら。
関連記事
-
-
コミュニケーションは、あきらめたら負け。
日々、ティーンエイジャーから還暦越えまで、さまざまな世代の、さまざまな境遇の人た …
-
-
「誰かにまかせるなら100%その人を信頼すること」
愛犬の病気と死を通じて、さまざまなことを学びました。 昨年9月、悪性リンパ腫と診 …
-
-
まず、やれ。文句を言うのはそれからだ。
「あの程度のコード進行の曲なら、その気になれば何曲でも書けるぜ。」 「こいつ、こ …
-
-
変化することは人間らしさ、自分らしさの一部
すべては、時と共に変化します。 変化しないものは、死んでいるもの。 後は腐敗する …
-
-
「本を読もう!」
「本読んでる?」 なんだか国語が通じないなぁ、と感じる生徒に出会うと、 思わず言 …
-
-
声の温度。歌の肌触り。音の匂い。
ボタンひとつで音色を自在に変えられる、 いわゆるデジタル・シンセサイザーが登場し …
-
-
テクノロジーから逃げない
機械音痴だというつもりはありませんが、 性格的に緻密なことが無理なようで、 &n …
-
-
ロックへの反逆
「お前なんかロックじゃねぇよ。オレは認めね〜ぜ。」 少し前のこと。 ロック的なサ …
-
-
「気になる人」。
これから有名になろうという人、 活躍する人に共通の資質は、 「気になる人」である …
-
-
一生ヴォイストレーナーのいらない人になる。
「歌なんか、人にならうもんじゃないだろう。」 そんなことばをどれだけ言われてきた …
- PREV
- 「直感」がすべて。
- NEXT
- ビジネスマンのためのヴォイストレーニング
