セルフイメージは声に出る
歌のレッスンをしていると,
歌う前から、「歌えない」「失敗する」と決めている人に、
実によく出会います。
そもそも「負け」に行ってますから、
声なんか出るわけない。
かっすかすでしょっぼしょぼ、
しかも緊張でかっちんこっちんの声です。
「歌えない」と信じている人を、
いいシンガーにすることはできません。
イメージ通りにカラダは機能するのです。
こんな人たちにもっとも有効なのは、
筋トレでもストレッチでもヴォイトレでもなく、
マインドセットを塗り替えること。
1. 過去から現在にいたるまでの個人史をヒアリングし、
「今、なぜ歌えないのか」を分析、説明する。
2. なぜ「誰もが思い通りに歌える」のか、
科学的な根拠を提示しながら、
納得できるまで徹底的に説明する。
3. シンプルな課題をひとつひとつ、
段階的にクリアさせることで、
モチベーションを上げる。
4. 「できた瞬間」を的確に捉えて、
即座に誉める。
5. 小さな成功体験を積み上げることで、
「いつかできる、という確信」を導き出す。
このような手順で、薄皮をはがすように、
「負け犬マインド」をはぎ取って、
セルフイメージを育てていくのです。
シンガーに限らず、
こうして心身の鍛練と成功体験を積み重ね、
段階的に磨き上げたホンモノのセルフイメージは、
生涯に渡って、自分を支えてくれるパートナーになるはずです。
気合いや思い込みだけで、
セルフイメージの低さを克服しようとしたり、
相手を威嚇したり、
時にマウンティングをキメることで優位に立ち、
セルフイメージの低さを
カモフラージュしようとする人を時折見かけますが、
どんなに強そうに振る舞っても、
心のどこかがおびえていると、
遅かれ早かれ、
周囲に見破られてしまうもの。
やっぱりホンモノのセルフイメージを育てる以外、
ないんですね。
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