大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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わからない情報も、大量に浴びる続けると、いきなり理解できるようになる

      2023/01/14

理解できないこと、わからないことを、
そのままスルーすれば、一生わかるようにはなりません。
一度、情報をスルーする習慣がついてしまうと、
新しいことを学習するスピードは落ちる一方。
脳というのは、非常に怠惰にできています。

とはいえ、
マニュアルや辞書を片手に、
メモを取りながら、うなりながら、苦しみながら、
一歩一歩歩みを前に進めていけるような忍耐力や時間を持っている人は希。
むしろ、「ちゃんとやらなくちゃ」「がんばらなくちゃ」と思うほどに、
「学び」から足が遠のく。
そんな自分に嫌気がさすほどに、言い訳ばかりが頭をよぎり、
学ぼうという意欲も薄れてしまう。

わかります。わかります。わかります。
人間って、そんな風にできています。

完全に未知の世界、新たなこと学ぶ時のコツは、
わかろうとするのを、一旦やめること。

わからなくても、ちんぷんかんぷんでも、
かまわず、ひたすら、大量に、情報を浴び続けること。

これがもう、本当に効くんです。

ニューヨークの英語学校に通っていた頃、
最初に住んだのは、スペイン系のカソリック教会の女子寮でした。
住んでいたのは、ヨーロッパ系、南米系、アジア系の女性がほとんど。
つまりネイティブに英語を話す人がほとんどいませんでした。

数ヶ月後、アメリカ人女性ばかりが住む寮に引っ越し、
1〜2ヶ月経った頃でしょうか。
それまで、ネイティブスピードの英語では、
漫画の吹き出しに書かれたぐちゃぐちゃのように、
さっぱり聞き取れなかったことばが、
いきなり、ぱ〜〜っと文字に変換されたかのように、
理解できるようになったのです。

スペイン教会に住んでいたときは、
寮内で飛び交っていたのは、ほとんどがスペイン語。
そして、外国人たちが話す、怪しい英語ばかりでした。

ところが、その女子寮は違いました。
食堂で、共有スペースで、耳に入ってくるのは流暢な英語ばかり。
寮内の掲示物、配布される印刷物、置いてある雑誌に至るまで、
なにもかもが英語です。

そんな、大量の情報が、脳内のコップに自然に蓄積されていって、
やがて、それがあふれ出したタイミングで、
いきなり理解できるようになった。
そんな感じでした。

ビジネスの勉強をしたときもそうでした。

起業塾で講師の先生が話すことばがひとこともわからなくて号泣した日から、
毎日、1冊〜2冊のビジネス書を読もうと決めました。

わからないところに線を引いたり、ページの角を折ったりして、
最初は、後からノートをつくって覚えようと考えていたのですが、

結局、すべての行に線を引き、すべてのページの角を折っている自分に気づいて、
ノートづくりを断念。
学習方法を、「流し読み」に切り替えました。

ただ読む。ひたすら読む。
ずらずらずらっと線を引きながら読む。
わっかんないなぁ、、、と思いながらも読む。

そうやって、3ヶ月くらい経った頃でしょうか、
気づけば、とある本を、
1行も線を引かないで読み終えていました。

「大量に、浴びるように」の有効性に気づいたのも、この時です。
以来、すべて、このスタイルで学んできました。
書くことしかり。映像編集しかり。HPの編集しかり。

わからなくても、やる。
情報を浴び続ける。
「わっかんないわ〜」と、苦笑しながら、大量に浴びる。

門前の小僧効果。
効果絶大です。

歌を学ぶ時も同じですな。

後は、やり続けること。それだけです。

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 - My History, 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

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