はじめること 続けること やめること
なにかを始める時は直感に従うことにしています。
電気的な啓示、というか、
ビビビという感覚は、
「これをやるべし」というメッセージと信じているので。
そこで頭使っちゃうと、
人は、できない理由を数えはじめ、
「やったからってなんになる?」と反芻し、
やがてパッションという、一番大切なものが、
潮が引くように失われていくわけです。
だから、ビビビときたら、まずは行動する。
即断即決速攻。
後は走りながら考える。
これに限ります。
続けることは、はじめることよりずっと難しい。
パッションは365日味方してくれるわけではないからです。
結果が出せない自分に、心折れそうになる時がある。
いつまで続くのだろうと、気が遠くなる時もある。
例の「こんなことしてなんになる?」や、
「どーせ、あたしには無理なんだ」がやってきて、
感情を揺さぶられる時もある。
こんな時は、
徹底的に、自分自身の心と話し合うべきなのではないか。
結局、自分がやっていることには、
「本気でやりたいこと」か、
「そうでもないこと」かの2つしかない。
人生はびっくりするほど短いから、
「そうでもないこと」にかまけて、
「本気でやりたいこと」をおろそかにしている暇はない。
単なる「執着」を「情熱」だと思い込んで、
自分自身を追い込むのもイタい。
とはいえ、人は言い訳の天才。
ホントは叶えたくて仕方ない夢なのに、
ちょいとうまくいかないだけで、
上手に「挫折」とか「悟り」とか「運命」とか、
適当なことばを見つけて逃げようとする。
そうやって、道半ばで、
自分自身を納得させて、というより、
言いくるめて逃げ出せば、
何年も、何十年もくすぶる思いを抱え続け、
人をうらやんだり、あきらめたことから目を背けて、
もやもやしながら生きるハメになる。
そんな人生はごめんである。
だから、
やりたい、叶えたいという気持ちがある以上、
石にかじりついても、
やっぱり「やるべし」なんだ。
そうやって、
迷いながら、悩みながら、
がむしゃらに突き進んでいけば、
必ず別のステージが見えてくる。
気持ちがすぅっとシフトするときがくる。
そこまでは、
どんなに重かろうが、辛かろうが、
匍匐前進だろうが、
絶対に突き進むという覚悟が必要なのでしょう。
そうやって自問自答するなかで、
「やめよう」という答えが見つかるときもあります。
やめるべきか、続けるべきかと迷っているときは、
とてつもなく苦しいのに、
「やめよう」という答えはふわっと、舞い降りてくる。
思いに決着がつくときって、
ものすごく自然にやってくるんですね。
その時こそ、やめ時。去り時。
ただ、ここで、「いきなりカットアウト」は違う。
やめ時、去り時にはタイミングがあります。
よく、「やめたいって言ったのにやめさせてもらえない」とか、
「やめるつもりなんだけど、なかなかタイミングが」という声を聞きます。
それって、きっとご縁が切れてないから。
少なからずご縁のあったことや、
ご縁のあった人たちに、
後足で砂をかけるようなやめ方は言語道断。
やめられない、やめさせてもらえないのは、
まだ、そのタイミングではないからです。
これ、不思議なんだけど、
本当にやめるタイミングで、自然にご縁が切れていく。
もしくは、自分自身で、時間をかけて、
そんな状態をつくっていくことが大切。
そこまでは、ある程度忍耐も必要かも知れません。
これはなにも私が昭和の人間だからとか、
律儀な人間だからとか、いうことではありません。
「縁」を大切にする人にしか、「運」は巡ってこない。
これが、長年生きて来て、実感していることです。
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