「最高の一瞬」を刻むのだ!
人と時間ってのは不思議なもので、
好ましい現時点から、それが終わりとなる未来のある地点を思うときは、
「学生時代なんてあっという間に終わっちゃうよね」
「この子もあっという間におとなになって、お嫁に行っちゃうんだろうなぁ」
「旅行はめっちゃ楽しいから、出かけたらきっとあっという間だよね」
などと寂しさを先取りしたりするくせに、
現時点から未来のある地点までの道のりを思うときは、
「この資格取るのに、1年もかかるのか」
「これ勉強するのに何年もかかるんでしょ?やりきる自信ないよ。」
「引退できるまで、まだ後何年働くんだろう…」
などと憂鬱になったりするものです。
振り返れば、時間はいつだって「あっという間」。
そして、振り返ってはじめて、
自分が過ごした時間の本当の価値が、意味が、わかるもの。
人生ってのは、記憶そのものです。
限られた時間の中に、
どんな記憶をどれだけ刻めるか。
与えられた時間が限られているのなら、
未来を恐れることなく、
過去に酔いしれることなく、
どんな瞬間も、自分にできる最善を尽くす。
全身全霊で感じきる。
誰もがそうやって、
自分の人生を自分自身で刻んでいくのですね。
だから、なにかを始めることに臆病になっちゃいかんのです。
それがたとえ1年、いや、10年かかろうとも。
時間は瞬間の積み重ね。
一瞬一瞬を精いっぱいやらなくちゃいけないのは、
どんな人生を選択しても同じ。
困難なことだって、夢中に、必死になれる瞬間が多いほど、
時はあっという間に過ぎる。
気づけば、ゴールに到達している。
知らぬ間に、別次元に立っている。
「人生を信じる」って、「自分を信じる」ということなんですね。
誰のせいでもない。自分自身。
最高の未来を夢見るなら、
今、この瞬間を、最高の自分でいられるように。
最高の気分で過ごせるように。
今日も一瞬入魂です。
◆8月27日〜28日は、MTLサマースクール2022。リアルとリモート同時開催。
◆公式LINE、はじめました。ご質問やお悩みにもお答えしていきます。ご登録はこちらから。
関連記事
-
-
まずはライブハウスを押さえろ。話はそれからだ。
「いつか、ライブできたらいいなって思って」 レッスンでこんなことばを聞くと、反射 …
-
-
ネガティブ・スパイラルを抜け出す。
私たちが日常的に心の中で繰り返していることばが、 自らのセルフイメージをつくり、 …
-
-
幸せと。寂しさと。そして嫉妬もちょびっと。
自分の仕事の評価を何で計るか? 稼いでいる金額? メディアで取り上げられた数? …
-
-
時間の密度を高める集中のコツとツボ
作品をつくりあげるとき、 制作現場で、 そして、トレーニング、練習、リハーサルで …
-
-
おわりははじまり。
酉の市が立ちはじめると、 あぁ、もう年末よね、と感じてしまいます。 そもそも日本 …
-
-
「できれば音楽で食べていきたいんですけど…」
「できれば音楽で食べていきたいんですけど、 やっぱり、ほら、難しいじゃないですか …
-
-
期待される人であれ。
ニューヨーク時代のこと。週1回、ジャズダンススタジオでレッスンを受けていました。 …
-
-
「自信」に根拠なんか、いらない。
ヴォーカルのプロとしてさまざまなお仕事をしながらも、自分に全然自信が持てなかった …
-
-
不満から目をそらさない。 絶対、そらさない。
大学を卒業して、今で言うフリーターをしながら、 音楽学校に通ったり、 ダンスレッ …
-
-
陰口を言うなっ!
世の中には陰口を言うのが好きな人というのが、 少なからず存在します。 こうした人 …