大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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「最高の一瞬」を刻むのだ!

   

人と時間ってのは不思議なもので、

好ましい現時点から、それが終わりとなる未来のある地点を思うときは、
「学生時代なんてあっという間に終わっちゃうよね」
「この子もあっという間におとなになって、お嫁に行っちゃうんだろうなぁ」
「旅行はめっちゃ楽しいから、出かけたらきっとあっという間だよね」
などと寂しさを先取りしたりするくせに、

現時点から未来のある地点までの道のりを思うときは、
「この資格取るのに、1年もかかるのか」
「これ勉強するのに何年もかかるんでしょ?やりきる自信ないよ。」
「引退できるまで、まだ後何年働くんだろう…」
などと憂鬱になったりするものです。

振り返れば、時間はいつだって「あっという間」。
そして、振り返ってはじめて、
自分が過ごした時間の本当の価値が、意味が、わかるもの。

人生ってのは、記憶そのものです。

限られた時間の中に、
どんな記憶をどれだけ刻めるか。

与えられた時間が限られているのなら、
未来を恐れることなく、
過去に酔いしれることなく、

どんな瞬間も、自分にできる最善を尽くす。
全身全霊で感じきる。

誰もがそうやって、
自分の人生を自分自身で刻んでいくのですね。

だから、なにかを始めることに臆病になっちゃいかんのです。
それがたとえ1年、いや、10年かかろうとも。

時間は瞬間の積み重ね。
一瞬一瞬を精いっぱいやらなくちゃいけないのは、
どんな人生を選択しても同じ。

困難なことだって、夢中に、必死になれる瞬間が多いほど、
時はあっという間に過ぎる。
気づけば、ゴールに到達している。
知らぬ間に、別次元に立っている。

「人生を信じる」って、「自分を信じる」ということなんですね。

誰のせいでもない。自分自身。

最高の未来を夢見るなら、
今、この瞬間を、最高の自分でいられるように。
最高の気分で過ごせるように。

今日も一瞬入魂です。

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