アチチュードが、結果をつくる。
2020/01/06
なにから始めたらいいかわからないなら、
憧れの人がやっていることを観察して、マネすればいい。
憧れの人が、何をやっているか、わからないなら、
わかるまで調べる。想像する。調査する。
検討違いでも、勘違いでも、
なんにもしないで、ぼーっとただ時を過ごすよりずっといい。
その人と自分の違いが圧倒的過ぎて、
マネしようがない要素が多すぎて、
落ち込んだり、
自己嫌悪に陥ったり、
腐ったりするのもいい。
どうせ、あたしなんてと、
やさぐれて、
自暴自棄になって、
やめてやるぅ〜〜と、泣きわめくのもいい。
そんなんでやめられるなら、
やめられるうちに、さっさとやめた方がいい。
いや。絶対にその方がいい。
さっさと違うことをはじめた方がいい。
心捕まれて、逃げられなくて、
必死で食らいついて行く人だけが前に進める。
それはもう、そういうものだから。
何からマネしたらいいかわからないなら、
とりあえず、気になることから、片っ端にやってみる。
「音が」とか「フレーズが」とか言うのとおんなじくらい、
髪を伸ばしたり、
ロンドンブーツ買いに走ったり、
マルボロをくゆらせたりすることが、
大事だった時代がある。
メイク習って、
ファッションを思いきり変えて、
ダイエットして、
ライフスタイルも背伸びして、
ちょっといい気になったら、
いきなり、いい声が出たりすることだって、
いや、ごめん、本当にある。
そんな、まさか、と思う人ほど、試して見る価値があるんです。
見た目が変われば、人の見る目が変わる。
昨日まで、打ち合わせの時に、
相方の顔と胸の谷間ばかり見ていたディレクターが、
いきなり自分の方を向いて語り出すようになる。
現場の居心地が、圧倒的に変わる。
自分はどう思われているんだろうと、
おどおど、びくびくしている人間と、
期待されてる、注目されてると感じ、
自分が出す結果は、
その期待を大きく上回る自信さえある人間とが、
同じ声で歌うはずはない。
ポテンシャルの問題じゃなくて、
そういう空気をつくれるかどうか。
つまり、アチチュードが、声をつくり、結果をつくる。
体験的、絶対的な事実です。
自分自身を高めるためにできることは無限にある。
ウンザリするほど、たくさんある。
目をそらさない勇気を育てながら、
今年も突っ走りましょう。
◆ほぼ週1回、ブログ記事からさらに1歩進んだお話をお届けしているメルマガ。バックナンバーも読めます。無料登録はこちらから。
関連記事
-
-
がんばり方は教えられません。
何年か前のこと。 レッスンにやってきた学生があきらかに練習した形跡がないので、 …
-
-
声の優先順位が低いなら、気にしないのが一番。
「自分の声の印象って、どうなのだろうと気になる」 という人はたくさんいるのに、 …
-
-
時代が変わって、「歌が好き」という人たちの思いは、 どれだけ変わったのだろう。
「困ったことがあったら本屋へ行け。 自分が困っていることは、他の人も同じように困 …
-
-
「夢喰って生きられないぞ」
大学3年だったか、それとも4年生だったか。 アルバイトをしていた東京タワーのおみ …
-
-
「声」は自分で選ぶ。〜Singer’s Tips #8〜
「●●みたいな音楽やりたいんですけど、声質が向いてなくて」 「△△さんみたいに歌 …
-
-
「フィルター」をぶっ壊せ
ティーンエイジャーの頃、 とにかくテレビに出ている「タレント」や「アイドル」 そ …
-
-
ライブって、本当にすごいんだ。
人にライブの思い出を語るときは、 ついつい、大きなホールで歌った話や、 テレビの …
-
-
つながらない!
振り返れば、一昔前まで、 人と「つながる」にはそれなりの努力がいりました。 親子 …
-
-
若い頃の努力は金✨
「若い頃の努力は金✨」。 若い頃そんな風に言われると、 なんだか強制されている感 …
-
-
自分のお尻を蹴飛ばす瞬間
「えいっ!」 やらねばならぬ、 やりたい、 いや、やるのだ。 そう決意をかためて …
- PREV
- 人生は声帯様!
- NEXT
- めげない心を持つ人を、 「才能がある」というのだ。