ケツがむずむずするような曲、 書かなきゃ売れないよ。
PC内の断捨離&オーガナイズも佳境。
昨日、タイトルは見えるけど、
「データがみつからない」とかで聴けなかった音源を
古いHDから発掘して再度iTunesに入れるという、
ずっと気になっていた作業を終えました。
山のような自分のオリジナル曲のデータも出てきました。
さまざまなミュージシャンたちと
コラボしてつくってきたデモ音源たちや、
見よう見まねで、
フルアレンジから、打ち込み、録音、TDまで、
すべて自分でやった音源たち、
ボイパものや、弾き語りものまで。
できそこないもたくさんありますが、
いずれも、その時代、その時々の、
自分自身の感性とエネルギーを丸ごと詰め込んだような、
力作ばかりで、実に懐かしい。
聴くほどに、
つくっていた時代、場所、
まつわる人々のことが蘇り、
不思議な時間を過ごしました。
私にとって何かをクリエイトするということは、
そのとき自分が感じていること、
考えていることをすべて音にする、
文字にすることであると同時に、
自分が心からカッコいい、聴きたい、感動する、
と思うことばや、音を形にするということ。
それが他の人にとってどんな意味を持つかは、
後からわかること。
後から意味を持ってくること。
まずは、自分が、何度聞いても、
「カッコいいわ〜」と思えるクオリティまで、
自分自身の持てる表現力のすべてを追い込めるかどうかです。
作曲しかり、
アレンジしかり、
作詞しかり、
もちろん、文章もしかり。
だから、
そうやって自分が生み出したものは、
何年経っても、素直にカッコいい!と思えるし、
何回だって聴きたい。読みたい。
恥ずかしながら言っちゃうと、
ホントにいい文章を書いたと思うときは、
ブログだって、後から何回も読み返します。
「いいね!」がいっぱいついているとか、
いないとか、そういうの関係ない。
ただ、自分が、「おー、かっこいい」
と思える文章を書けることが、
常に私の理想なんですね。
一方で、
どんなに素晴らしいミュージシャンと、
どんなに素晴らしい環境でレコーディングをさせてもらって、
どんなに評価が高かったものでも、
自分の感性がどこかで認めていないものは、
ほんっとに聴かない。
その音源を聴くたびに、
なんか、のけぞるような、
「いやーん感」を感じるからです。
以前、とあるプロデューサーに、
「MISUMIさんの曲はカッコよすぎるんだよ。
自分で聴いて、
恥ずかしさでケツがむずむずするぐらいの曲、
書かなきゃ売れないよ。」
と言われたことがあります。
当時、事務所の社長と、
日々、これからどうすべきか話しあっていた頃です。
このことばは響きました。
しばらく、ことあるごとに思い出しては、
非常に悩んだことを覚えています。
しかしね。
じゃ、なんのために音楽やってんの?
ってなるわけです。
お尻がムズムズするほど、
「いやーん感」感じる曲書いて、
「いやーん」って思いながら歌って、
もしも、もしもです、
馬鹿売れしたら、
あたしはたぶん、一生音楽家として自分を許せない。
じょーだんじゃねーや。
そんな風に、本気で思いました。
それなら、
お仕事は、スタジオでCM歌ったり、コーラスやったり、
英詞を提供したりして、がんばって稼いで、
自分自身は、アーティストとしてアマチュアだって、
ほんっとにカッコいいと思う音楽だけやっている方が、
絶対の絶対に幸せだ。
そんな結論に達しました。
いや。
今は、彼の言ったことは、
やっぱり違うとわかります。
ムズムズすることをやったって、ダメなんです。
ほんっとに好きなことでしか、人は成功できない。
ほんっとに好きなことが、
一般大衆と一致するかどうか。
一般大衆を意識して自分を変えるなんて、
結局後追いだし、なんの意味もないことなんですよね。
当時十分「ポップだ」と思って書いていた曲たちの、
何ともいえないマニアックさ。
それでも、「好きだわ〜」と、
今でも、何度も聴きたくなる幸せ。
作品って、そうやって残していくものなのではないか。
私は一生「ポップ」は無理そうですが・・・
それでいいのだ。
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