「いいわけ」100連発。
お金がない、
時間がない、
ノウハウがない、
若さがない、
美貌がない、
エネルギーがない。。。
何かをはじめよう、
はじめなきゃ、
はじめたら?
というタイミングで、
口をつく「いいわけ」は100通りくらいあるでしょう。
しかし、実際の理由はひとつです。
そこまでして、やりたくない。
これに尽きます。
人はそれぞれ事情はありますから、
それは、今すぐ実現することではないのかもしれない。
でも、
本気でやりたかったら、
何年かかっても実現するまで取り組む。
だから、
「いいわけしたくなるなら、やめておいた方がいい」
というのも真実です。
たとえば、
「ギターリストになりたい!」と願う、
多くの少年の胸の内では、
こんなことばが、嫌というほど巡ります。
手が小さい、腕が短い、指も短い、
ルックスがカッコよくない、
へたくそだ、
耳が悪い、
いいギターがない、
練習する場所がない、
田舎だから無理だ、
両親が反対する、
友だちに馬鹿にされる、
どうせ食えない、
相手にされない、
コネもない、
老後が心配だ、
どうやってなったらいいかわからない、
彼女と結婚しなくちゃ、
ギターの先生になんかなりたくない、
どんな音楽やったらいいのかわからない、
曲ってどうやってつくるんだ?
所詮うまくなんかいくわけがない・・・・・etc.etc.
人それぞれ、置かれている立場は違いますから、
反芻することばも違うでしょう。
もちろん、いつの世にも、
容姿や才能や環境に恵まれ、
おまけに自信と思い込みと勘違いに恵まれる、
天才と言われる人はいるわけですが、
そんな一握りのヤツらをのぞき、
すべてのプロと呼ばれる人たちは、
多かれ少なかれ、
うんざりするような心の声と戦いながら、
プロへの道を1歩ずつ、歩いてきた人たちです。
1歩引いて、他人ごととして俯瞰すれば、
世の中には、身体的にけしてギターリスト向けとは言えないにも関わらず、
優れたギターリストとして成功している人だってたくさんいます。
ギターはカラダに合わせればよいし、
お金がないなら、がんばって働いて貯金をすればよい。
誰だって最初はへただから練習するわけだし、
東京に来たかったら何が何でも上京すればよいし、
親が反対するのは心配だからという理由なのだから、
石にかじりついても成功するまでがんばればよいし、
反対するような彼女とはさっさと別れたらよろしい。
とにかく自力で人に会い続ければ、
コネなんかできるもんだし、
そのうちにやるべき音楽性も見つかるものだし、
かっちりハマる「売り」さえ見つかれば、
どんな仕事も必ずうまく行くものだし・・・
とにもかくにも、そう信じる。
自分で自分を信じ込ませる。
信じられるまで、がむしゃらにがんばる。
そして、なにより、
本気の人とは、そういうことのひとつひとつを、
「いいわけ」せず、迷いなく、
颯爽とクリアしていくものなんですね。
「困難にぶつかったら、これまでの人生で成し遂げたこと、
成功したときのことを思い出せ。
けしてできないと思っていたことができたときの、
何ともいえない恍惚感を思い出せ。
そして、けしてできないと思っていた昔の自分に言いきかせるように、
今の自分に言いきかせるんだ。
ほーら、できたでしょ?なんてこと、なかったでしょ?」
そんな風に教わったことがあります。
あと1センチ。あと1回。もう1日…
情熱に耳を傾けて、
もうちょいがんばってみましょうか。
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