大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「好きだから」っていう動機が一番すごい!

   

「キミのためなら死ねる」

『愛と誠』という漫画の脇役である岩清水くんの名セリフです。

(あぁ、年がばれますかしらん。)

 

主人公の女の子が好きで好きでたまらない岩清水くん。
しかし、彼女は別の男の子が好きで・・・
そんな切ない思いが、このセリフになります。

 

結局、岩清水くんはフラれます。
それでも、彼は、「死んでもいい」と思うくらい、
主人公の女の子が好き。

もちろん、高校生という年頃もあるでしょうが、

人間にとって、「好き」というパワーは
何よりも強く、激しく、真っ直ぐなパワーなのですね。

 

 

人間は好きなことにしか、一所懸命になれない。

一所懸命できることでしか、成功しない。幸せになれない。

よしんば、多少うまく行ったとしても、
一生くすぶり続ける思いを抱いて生きるなら、

とにかく、好きでたまらないことを必死にやる人生の方がいい。

そんなことを、進路に悩む若者たちに、よく話します。

 

「死ねる」と思うくらい、好きなこと、好きな人に
出会える人は、実はなかなかいません。

 

だからこそ、
せっかく見つけた好きなことなら、

目を離さないように。

見失わないように。

 

大切にして行って欲しい。

大切にしていきたい。

 

 

好きなことを続けようとすると、
時々思いもかけない障害にぶち当たることがあります。

 

反対する人や、やめさせようとする人が現れたり、

時間的、経済的理由から、継続することが難しくなったり・・・

 

そうした困難に出会うほど、
いかに、自分がそのことを好きであるかを確認できる。

たとえ、一時的に離れなければいけないことになったとしても、
そのおかげで、ますます好きという思いが募る。

そうやって、
「好き」という気持ちそのものが、試されるのかもしれません。

 

 

 

 

あなたは何が好きですか?

 

32112347_s

 

 

 - Life

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

飽きず、 腐らず、 あきらめず。

自らが選んだ道の上で、 人に選ばれ、 人に望まれ、 人に期待されること。 &nb …

起きて見る夢 vs. 寝て見る夢

常日頃、道に迷う若者たちに問いかけていること。 「ぜんぶ可能だったら、なにがした …

「自分らしさ」ってなんだ?

らしくあれ。 女子校時代、嫌と言うほど聞かされた言葉です。 本校の生徒らしく、 …

学習や休養のためのスケジュールを優先的にブロックする

仕事が忙しくなって自由な時間がなくなってくると、 自分が本来取り組みたかったはず …

「いいおとながトラウマと向き合う」

思い出すのもぞっとする、 考えただけで嫌な気分になるようなことが、 人にはいくつ …

今さら知りたい?「いたずら電話撃退法」

“Hello, Maria?”(ハロー、マリア?) ひと …

年齢を重ねることは「変化」であって「劣化」ではない。

「今さら」、「この年で」、などとということばを聞くたびに、 本当にいらっとします …

1行のことば

1行。 たった1行のことばが、 人にパワーを与え、 この世で最も幸福な人にする。 …

「あ、あれ、まだ書いてない」

「MISUMIさんのブログって、声や歌の話、ほとんどないですよね。」 そんな風に …

あぁ、時は不思議に巡るのです。

「MISUMIちゃん、日本にもいい音楽いっぱいあるよ。 たまには、日本の音楽聴い …