大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

限りない偶然に選ばれてきた「特別な自分」

   

一瞬の選択で人生は大きく変わります。

 

もしもあの時、あの瞬間にラジオのスイッチを入れていなかったら。

もしもあの時、あの子と隣り合わせの席にならなかったら。

もしもあの時、彼が偶然知っている曲をピアノで弾かなかったら。

もしもあの時、魔が差して、他人のステージに飛び入りしていなかったら。

もしもあの時、あの場にいたのが1日でも違っていたら。

 

そんなことを考えはじめれば、
一晩あっても、想い出は辿りきれないでしょう。

 

しかし、私は、

あの時、あの電車に乗り、

あの番組にチューニングをあわせ、

あの子のことばに過剰に反応し、

激しい衝動であの場所に立ち、

勢いであの歌を歌い・・・

 

そんな数限りない偶然に選ばれて、今ここにいるわけです。

 

SF小説が大好きで、多元宇宙論的小説もたくさん読みました。

それに類する映画もたくさん見ました。

 

あの選択をしなかった、違う人生を歩むことになる自分が、
隣の時間軸で生きている。

その自分にもまた、
違う選択をして、違う人生を歩むことになる自分がいて、

そんな時間軸が編み目のように無限にあって、
さまざまな人生を生きる自分もまた無限にいて。

 

そう考えると、なおさら、

今、この場所で、このことばを紡ぐ、
この自分という人生を生きることになった特別な意味を、
やけに愛おしく思うのです。

 

さて、隣の時間軸の自分も、同じことを思って、
今夜ブログを書いているのでしょうか?

29558384 - beautiful blonde caucasian lady in red dress traveling by metro

 

 

 

 - Life

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

  関連記事

手っとり早く「オーラ」を身にまとう方法

「なんか、あの人、オーラがある。」 「あの人がいると、そこだけが輝いて見える。」 …

テクノロジーから逃げない

機械音痴だというつもりはありませんが、 性格的に緻密なことが無理なようで、 &n …

「まだまだ」と心が騒ぐから・・・

今年も残すところ、後4日。 この時期、大掃除や片付けをしながら、 1年を振り返る …

18才のように夢見て、38才のように考察し、28才のように行動する。

18才のとき、夢は無限大でした。 自分自身にも、自分の可能性にも、未来にも、なん …

「自分の名前」と、今一度向き合う。

作詞者は曲のタイトルを。 編集者は、本のタイトルを。 起業家は会社名を。 そして …

「私はドジでのろまなカメです」

「私はドジでのろまなカメです」   これは、『スチュワーデス物語』とい …

「そこにいること」の大切さを語りすぎることは、たぶんない。

長年、音楽の仕事をしていると、 「そこにいること」の大切さが、しみじみわかります …

撤退は失敗ではない!〜ポジティブに「リセットボタン」を押せ。〜

「継続か?撤退か?」   ビジネスで大切なのは「はじめる時期」よりも「 …

視点を変えると価値観が変わる〜from USA②〜

ニューヨークに暮らしはじめて、真っ先に感じたのは身体の中に流れ込んでくる街の音。 …

「いいおとながトラウマと向き合う」

思い出すのもぞっとする、 考えただけで嫌な気分になるようなことが、 人にはいくつ …