大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

『想い』が数字をつくるのだ。

   

「みなさんはどんな規模のビジネスを立ち上げたいんですか?
ビジネスモデルをちゃんと組み立てて、
そこにちゃんとはまる商品を考えていかないと、会社は続きませんよ。」

 

会社を起こすことを思い立って
生まれて初めて起業塾の門を叩いた時の、
自分の人生をすべて否定されたかのような虚脱感については、
こちらでも何度か書いてきたとおりですが、

起業塾のインストラクターに、冒頭の話をされたときほど、
アウェイ感を覚えたことはありませんでした。

 

ん?

・・・ビジネスって、なに?

 

「最初の1年間で1千万円売り上げて、
3年以内に1億円売り上げがつくれるようなビジネスモデルを考えてください。」

 

・・・

 

「自分自身のメソッドをひとりでも多くの人に伝えたい。」
そんなミッションに目覚めて、
お世話になっていた事務所を離れ、その方法論を模索していた私。

 

お店を出したい。
アイディアを商品に変えたい。
長年やってきたことを広く認められたい。。。

 

机を並べていた人たちは、みなそれぞれの夢を描いて、
起業塾の門を叩いた人ばかり。

 

 

そんな夢見る女性たちに、インストラクターの方はこう言い放ちました。

 

「そういう、『想い』みたいのじゃ、会社はやって行かれないんです。

創業したばかりの会社は1年で半分消えます。
5年で80パーセントがなくなるんです。
ほとんどが、そんな『想い』で会社やっちゃう人たちです。

大切なのは数字です。きちんと数字の出せるモデルを考えてください。」

 

そうかなぁ・・・

 

ビジネスモデルが完璧でも、
ブランディングやマーケッティングが秀逸でも、
魅力のない商品は売れない。

 

これなら売れるって、商品をつくりあげても、
時代や、人の心をとらえられなければ売れない。

 

そんなんで大コケしたアーティストをたくさん見て来ました。

一瞬ぱぁ〜っと売れたように見えて、
次の瞬間には消えてしまった人もたくさんいます。

 

 

「売る努力」が大切なのは、痛いほどわかるけど、
『想い』なくしては、何も生まれない。

『想い』の強さが商品を魅力的にし、
人の心をとらえ、
ビジネスを成功させようというエネルギーになる。

『想い』があるから、失敗しても、また立ち上がれる。
何度でも挑戦できる。
成功するまで、続けられる。

 

 

マネーゲームやパワーゲームじゃない。

『想い』が数字をつくるのだ。
夢をあきらめない人だけが、
本当の意味での、未来を切り開いていく。

 

今日も『想い』に形を与えるために、
一歩ずつ進んで行くのです。

35957453 - man walking away on an empty desolate raod

 

 - Life, 夢を叶える

Comment

  1. Futakos より:

    はじめてブログを拝見しました。サラリーマンの傍ら、バンドや作曲を趣味で楽しんでいますが、音楽とビジネスという視点でとても興味深いお話しが多く、バックナンバーまで遡ったりして、仕事が手につきません(笑)。楽しくて、ためになるお話をありがとうございます!
    ビジネスも初めに『想い』ありきです。音楽を創るのも、料理や洋服を作るのも、自動車や飛行機を売るのも、みな誰かに届けたいと言う『想い』からです。ビジネスモデルは大事ですが、あくまで手段に過ぎません。そう信じてます。

  2. otsukimisumi より:

    >Futakosさん
    コメントありがとうございます。読んでいただいてとても嬉しいです。
    ビジネスも音楽も、人が人に想いを込めて届けるもの。
    そう信じる人だけが成功する世の中であって欲しいですね。

  3. TAKA より:

    う~~~~ん・・・・・・・こう言いたくなる気持ちは凄くわかりますけども・・・・・・これから音楽業界で生きていこうとする人に対しては、ちょっとミスリーディングじゃないかと思いますねぇ・・・・・・

    「ビジネスモデル」って言うと何か小難しくなりますけど、「どうやってお金が入ってくるようにするか?どうやって手元にお金が残るようにするか?」っていう、当たり前の話に過ぎません。

    例えば、「ライヴその他の音楽活動で知名度を上げて、それを武器にして教室の生徒を増やして、その受講料でお金が入るようにする。出ていくお金を押さえるために、教室は借りたりせず、生徒にスタジオ予約をしてもらってそこに出かけていく」なんてのも、立派な「ビジネスモデル」です。
    「ライヴその他の音楽活動で知名度を上げて、どんどん著書を書いて売っていく。さらに知名度が上がったら、全国各地を講演会でまわって稼ぐ」なんてのも、立派な「ビジネスモデル」です。
    前者と後者は中身が違いますが、これが「ビジネスモデルの違い」です。自分にとってベストのビジネスモデルを考え、選び、実践すること。それが「ビジネスモデルを考える」です。

    「起業」って、「自分の力で、どうやってお金を稼げるようになるか」ってことですから、「お金を誰からどのようにもらうのか?入ってきたお金をどうやって残るようにするのか?きちんと考えないと失敗しますよ」というインストラクターの言ったことは絶対的に正しいのです。

    これは「想い」とは別次元の話です。
    次元の違うことをごちゃごちゃにして、「どっちを取るか?」の二者択一のように考えるのは、ずばり、間違いです!
    「ビジネスモデルを考えること=想いが無い」だなんて、そんなことは無いのです!!

    反対に、「想い」だけでは、継続してお金を稼いでいくことはできません。
    「想い」だけで失敗した人、悲惨な生活をしている人・・・・これまた、大勢います。
    「想い」と「お金を稼ぐ」ことを両立するための知識や知恵を得て、それを実践する。それが起業を勉強するということです。

    >ビジネスモデルが完璧でも、
    >ブランディングやマーケッティングが秀逸でも、
    >魅力のない商品は売れない。

    売れるようにするが「完璧なビジネスモデル」です。
    ブランディングやマーケティングは魅力ある商品を生み出すためのものです。
    ビジネスモデルを考えたり、マーケティングをあれこれ考えて実行して、それで売れないときは?
    それは、ビジネスモデルやマーケティングが間違ってるのです。

    >これなら売れるって、商品をつくりあげても、
    >時代や、人の心をとらえられなければ売れない。

    「これなら売れる」って思って売れないとき。それは、「自分が勝手にそう思っただけだから」ってことです。

    「想いか?それともビジネスモデルか?」なんていう二者択一の不自由な考え方をする必要はないのです。
    話は簡単で、両方必要。

    それを「ビジネスモデルよりも想いだ!」みたいなことを言ってしまうと、多くの人が、ある意味感動して、「そうですよね!!想いですよね!!!」とか言ってしまいます。
    そして・・・・・失敗するのです。

    趣味ならいいですけど、音楽業界で稼いで生きていくのであれば、「ビジネスモデルより想いだ」って言うのは罪じゃないですかね・・・・・・

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