お利口さんも、お馬鹿ちゃんも・・・行動!行動!行動!
あるとき、突然、心の中に種が芽生える。
こんなことを変えたい。
こんなことを可能にしたい。
誰かの役に立ちたい。
単純に、こんなことをやったらおもしろいかな・・・?
この、種が芽生えた次の瞬間、
ビッグバンが起きて、
ゴールがバーンと広がってしまう。
次々とアイディアが降ってきて、
ひとつひとつがパズルのピースのように頭の中で組み合わさって、
どんどん構想が膨らんでいく。
そうなると、もう、イケイケのノリノリ。
アイディアが完璧にひとつの形に落ち着くまで、
書いて、描いて、画きまくる。
これぞ、クリエイターの性(さが)です。
もちろん、この時点では単なる妄想に過ぎないわけですが、
細部まで完璧に妄想できるなら、それはもう現実化したも同然。
後は行動するのみです。
さて。
そんな「妄想企画書」を完璧に書ける人は、たくさんいるものの、
企画の細部に至るまでを、現実化できる人は、残念ながら希です。
ゴールはハッキリ見えているのに、
やるべきことも、すべてわかっているのに、動き出せない。
その理由は・・・
もしかして、「頭がいいから」なのではないか。
人間は本能的に危険を回避する動物です。
「論理的に考えればわかるだろ〜。」
「この労力に対する見返りはどうよ。。。」
「成功確率、いったい何パーセントだよ〜。。。」
と、頭の中できちんと計算できる人、
論理思考を持っている人は、
そうそう簡単に妄想の旅に乗り出したりはしません。
だから、大けがをしない。
酷い目にも遭いにくい。
自分の「思いつき」、「口から出任せ」を、
現実化しないと気がすまなくて、
後先考えずに行動してしまうのは、
お馬鹿ちゃんだけ。
そんなお馬鹿ちゃんたちの論理思考が動き出して、
「なんだか、とんでもないことはじめちゃった。。。」
「なにやってんだろう。。。」
と、突然、冷静になるのは、たいがい、走り出して、
困難にぶち当たったとき。
目差す山の高さを、体感したとき。
そのとき、はじめて、
自分の無力さ、無能さ、無謀さに気づき、
急速に後悔したり、凹んだり、己の馬鹿さ加減を呪うものの、
時すでに遅し・・・
漕ぎ出した船は、
陸地が見えるまで、漕ぎ続けるしかありません。
たとえ、難破しかけていたとしても、です。
「ハングリーであれ。愚かであれ。」とは、スティーヴ・ジョブズの名言。
人はある程度お馬鹿じゃないと、大胆になれないもの。
お利口な人は、なかなか冒険ができないのですね。
損得勘定が優先すれば、損もしないかわりに、
妄想を現実化するのも難しい。
とはいえ、
さすがのスティーヴさんだって、
本当にお馬鹿な人に、「お馬鹿であれ」とは言わなかったはず。
お馬鹿はお馬鹿なりに、頭を使って努力する。
お利口な人は、時にリスクを恐れず、大胆に行動してみる。
いずれにしても、妄想を現実化するには、行動。
ただ、徹底して、行動。
これしかなのですね。
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