大槻水澄(MISUMI)ブログ 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

「可能」を生きる

      2015/12/20

「一体いつから、できない理由を先に数えるようになったんだろう。

可能性に胸躍らせるより、『所詮不可能に違いない』と、
わかったようなことばで傷つくことから逃げるようになったんだろう。

現実に目の前で起こっていること以外、
この世に確かなことなんてなにもないのに、
なぜ起きてもいないことを回避するために、今をあきらめて生きるのだろう。

なにが可能かなんて、やってみなくちゃわからない。

『夢を叶えるなんて不可能だ』なんて決めつけることは、
『どんなことでも可能である』ということと同じくらい、幻想に過ぎないんだ。。。」

今日、20才そこそこの若者たちと話していて、思わず、心に走り書きしたことばです。

勉強は、自らの可能性を広げるためにするものです。
教育は、若者たちの夢を叶える手伝いをするために存在しているのです。

学ぶほどに自分の限界が見えてくるのは、
道を究めようとする人なら、誰もが必ず経験する学習のジレンマ。
しかし、その、自己不信を乗り越えさせてくれるのもまた勉強です。

できない理由ではなく、できる理由を。
やらされることではなく、自ら選び取ることを。
現実らしき虚構に落ち込むより、叶うはずのない未来への道筋をリアルに描いて。

諦めなければ、挫折はないのです。

闇雲にただ、ピーターパンのように生きることを奨励しているわけではありません。
自分の力で生きていくことは、人生の基本です。

それでも、それだからこそ、消去法で人生を選ぶのではなく、
可能の発想で、自らの生き方を選び取って欲しいと心から思うのです。

27365880_s

 - Life

  関連記事

「あの頃は不便だったのよ」自慢

兄弟や友人に音楽通がいる人ならともかく、 昭和の時代に、 たったひとりで音楽を学 …

キラキラ✨してなんぼ。

最近あんまり聞かなくなりましたが、少し前まで、 SNSで自分の毎日の生活が充実し …

年齢の制限なんか、単なる幻だ。

中学のときのこと。 当時、クラスで常に成績の1〜3位の上位を争っていた、仲のよい …

起きて見る夢 vs. 寝て見る夢

常日頃、道に迷う若者たちに問いかけていること。 「ぜんぶ可能だったら、なにがした …

「無理」って言うな!

「限界」は自分が設定するもの。   これが、かれこれ、半世紀ほど人間を …

「 自己評価 x 体感努力量 」vs.「他人の評価 x 仕事の成果」

学生時代、こんな人は回りにいませんでしたか?   試験の朝、 「俺、め …

「たった5分」に情熱を傾けるのは不毛ですか?

高校時代のお話です。 文化祭前に来る日も来る日も練習に明け暮れる私に、 同級生の …

とりあえず、「ムカついたら怒る」

音楽のお仕事をしていると、実に数多くの人と接する機会があります。   …

オレの方がすごい?「優越感シンドローム」

ある程度キャリアのあるプロフェッショナルなら、 誰しも、自分自身の仕事や能力にプ …

「人生のピーク」なんて、死ぬまでわからない

世界的に活躍し、海外の大きなホールでコンサートなども行ったことのある、 ミュージ …