直感にしたがえば、思いがけない未来と出会える!
2015/12/20
「なんだか気になる人は、実は、自分が今、求めている情報を持っている人。」
『聖なる予言』という、スピリチュアル本のブームになった1990年代の中頃、
世界で1200万部を越えるヒットになったシリーズの1冊目に、
そんな意味の一節がありました。
あの人に会いたい。
あの人と、ゆっくりお話してみたい。
あの人と、一度、お仕事してみたい。
そんな風に思うのって、意味があることなんだ。
その本を読んで、そう確信しました。
偶然なことはひとつもなくて、
すべて意味のあることと考えると、人生はとっても面白いものになる。
アマチュア時代、バンド仲間がみつからなくて、
楽器店の店頭に貼られていたメンバー募集のチラシの番号に、
勇気を出して、電話したことがあります。
お店の脇にベタベタと貼られた、
「外国人とバンドをやりませんか?」と書かれたチラシが、
妙に心にひっかかったのです。
しかし、実際、リハーサルをしてみると、
募集を出していた当の外国人は2人ともシロウト以下。
結局、夢破れて、あっさりバンドをやめるのですが、
そこで出会った、日本人のドラマーが、
やがて、私のライブの音源を自分の師匠に聴かせてくれたことから、
突然、プロの世界への道が開けることになりました。
それまで、一度も、メンバー募集なんかに応募したことなかったのに、
なぜ、あの時、突然、そんな気になったのか?
なぜ、あのチラシだったのか?
っていうか、なぜあの時、あの楽器屋に行ったのか?
今となっては、思い出せないことばかりだけど、
ひとつだけハッキリしているのは、
あの時、「このチラシ、妙に気になる」という自分の気持ちを無視していたら、
今日の私はないということ。
直感って、特別な感覚ではなくて、
ごくありふれた日常の中に、ふと舞い降りる、気まぐれな感覚みたいなものかも。
そして、後に思い返せば、大きな転機となる出来事も、
その時は、「ただなんとなく」選択していることだったりします。
そんな感覚をいつでもキャッチできるような、自由な感性と、
直感にしたがって行動する、勇気と行動力。
それさえ持ち続けられれば、人生はいくつになっても、
きっと、心地よいスリルで満たされるはず。
まだまだ、面白くなりそうです。
関連記事
-
-
「練習が嫌いなんじゃない。「練習をはじめること」が嫌いなんだ。
以前、プロで活躍していたという元スポーツ選手と話していて、 「今でも、毎朝、ジョ …
-
-
キラキラ✨してなんぼ。
最近あんまり聞かなくなりましたが、少し前まで、 SNSで自分の毎日の生活が充実し …
-
-
うるさぁあああいっ!
数件先に、小さな公園があるせいか、 それとも、徒歩3分ほどのところに小学校がある …
-
-
いつでもどこでも、歌あればこの世は楽し。
欧米人の友達に、「あなたは歌ったりしないの?」と訊ねると、 よく返って来ることば …
-
-
「嫌い」なものは「嫌い」
人の好みはいろいろです。 納豆が大好きな人もいれば、あの匂いには我 …
-
-
逆境に感謝を。逆境に陥れようとする「そいつ」にはリベンジを。
「絶対に、あいつの方が、オレより可愛がられてる。」 「なんで、あの子ばっかりチヤ …
-
-
「あぁ、それ、年だよねー」
2024年、初ブログです。 本年もどうぞよろしくお願いします。 今日、10数年来 …
-
-
想像力は人の痛みを知るためにある。
2002年、 ふらっと訪れた旧友たちの住むニューヨーク。 以前住んでいたアパート …
-
-
天才には、がんばらないでいただきたい。
どこからどう見ても天才という人が、 やっぱり世の中にはいるものです。 生まれなが …
-
-
まず、「やれます」と言ってみる。
「なんで英語で歌詞がかけるんですか?」と、 よく質問されます。 私はいわゆる帰国 …