大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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不安を煽る「洗脳営業」に騙されない!

   

心が弱くなる時というのは誰にでもあります。

不安なとき。
自信が揺らいでいるとき。
傷ついたとき。

そんなときは誰かにすがりたくなる。
何かにすがりたくなる。

強い人、声の大きい人、立派に見える人、
優しいことばをかけてくれる人、
自分の悩みや迷いの答えをくれそうな人。

ダイエットや、ヘアメイク、
ブランド物や高級品にお金をつぎ込んでみたり、
勉強をはじめてみたり。

そうやって、
武装したり、変化したりして、
弱まっているエネルギーレベルを補いたくなるのですね。

さて。

人の心のそんな作用を利用する人がいます。

心が弱っている人、
助けを求めてくる人に手をさしのべるのではなく、

相手の心を意図的に弱らせて、
自分には解決策があるのだと持ちかける。

「このままだと早死にしますよ」的、健康系。
「祟りがありますよ」的、スピリチュアル系。
「老後破産しますよ」的、保険商品系。
「犯罪や事故にまきこまれますよ」的、安全保障系、
「このままじゃ成功できないよ」的、コンサル&スクール系…etc.

まぁ、営業というのは多かれ少なかれ、
人の不安や欲望を利用するものですから、
さまざまな不安の解決手段を提示し、
それを商売にすること自体は悪いことではないでしょう。

実際、そうした人たちに助けてもらう人も多いでしょう。

しかしね。

ほんとに悪いやつは、大上段から相手を否定して、
その「不安」そのものを演出するんです。

ほんとに今のままでいいと思ってる?
だからキミはダメなんだ。
手遅れになっても知らないよ。

そうやって、相手の心に不安の種をまく。
時には、土足で相手の心の中に入り込んで、
滅多切りにする。

同時に、
自分がどれだけ、相手のことを考えているかや、
どれだけ有能で、成功しているか。
そして、相手の不安を解消することができるのは、
自分しかいないかなどということを
効果的に話に混ぜ込みながら、
相手の心に寄り添う自分を演出します。

だから、言われた方は、
酷いことばで不安を煽られたのに、
その人にすがってしまう。
信頼してしまう。
お金をたくさん使わされて、
あげくに相手に感謝さえ感じてしまう。

傍らで見ていると、
はらわたが煮えくりかえるような話ですが、
本人が望んでしていることですから、
詐欺とは言えません。

敵は一枚上手です。
心の暴力で優位に立って、相手の心を操る。
自分の思い通りになれば、相手を褒めそやす。
情を見せる。

洗脳営業です。

それでおたがいがハッピーになるなら、
いいじゃないの、と思うでしょうか。

しかしね。

私は、どんな状況であれ、
意図的に相手の心を傷つけるような人は許せない。

頼まれてもいないのに、
相手の不安をかき立てるようなことを言う人を信用しないし、

自分の価値観が最高である、
自分の行為は愛であると人を洗脳することで、
自己承認欲求と私腹を満たし悦に入るような人間を、
心から恐ろしいと思います。

意図的に心を操られたこと、
自分にとって価値のないものを、
「売ってやるよ」とばかりに買わされたことに気付いて、
ちょっとずつ自分を取り戻す人もいます。

しかし、一度心を傷つけられた人は、
なかなかその不安から自由になれません。
何ヶ月も、時には何年も、
その呪縛から解き放たれず、
苦しい思いをする人もたくさんいます。

うーん。許せん。

私自身、そんな「洗脳系ビジネス」の、
標的にされそうになったことが何度もあります。

本当の意味での自信がないようなところがあったし、
いつも必死で、しかもよく言えば素直。
悪く言えば単純。

そんなんで、その手合いにつかまっては、
まぁ、あーでもない、こーでもない、
さんざん傷つけられてきました。

しかし、幸いにも、
私は家族や友人に恵まれてきました。

「他人の価値観を無反省に受け入れるな。
最後は自分の価値観で物事を見極めろ。」

こどもの頃から、
父にそんな風に徹底的に言われてきました。

「自分の価値観で行動する自由を手放すな。
そして自由につきまとう責任は自分が負うべし。」

 

がんばっているとき、
うまく行きそうなときほど、
洗脳系がどんどん寄ってきます。

成功している人を操れれば、
ますます自分がいいポジションに立てるからです。

がんばる人が集まるグループや団体に入り込み、
影のように忍び寄ってくる洗脳系をかわすのは、
至難の技ですが、

頼んでもいないのに、
自分のことを批評したり批判したり、
否定したりしてくる人を信じない。

強いことば、大きな声で、
自分はすごいんだと誇示してくる人からは、
なるべく距離を置く。

そして、なによりも、
自分が本当に求めていること、
叶えたいことにフォーカスする。

これしかありません。

負けるな。
負けない。
がんばりましょう!

 

 

 - B面Blog, Life, しない、しない、シリーズ

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