学習や休養のためのスケジュールを優先的にブロックする
2015/12/20
仕事が忙しくなって自由な時間がなくなってくると、
自分が本来取り組みたかったはずのことを後回しにせざるを得ないということが、
しばしば起こります。
仕事は、夢を実現させるための手段のひとつであったはずなのに、
やがて、その手段が目的そのものの意味を変えてしまう。
もちろん、人のゴールは、その時々によって変化するのが自然ですから、
仕事が面白くなって、それ自体に目的を見出してしまうこともあるでしょう。
それはそれで、幸せなことです。
避けなければいけないのは、
優先順位をつけることを先延ばしにして、
外部から入ってくるスケジュールに振り回され、
いたずらに時を過ごしてしまうこと。
それでは何年経っても、やりたいことがなにひとつ進まないばかりか、
勘が鈍ってしまったり、ガッツがなくなってしまったり。
酷い時には健康を害したりしてしまいます。
そこで、大切なのは、
自分の学習、活動、休養のためのスケジュールを先にブロックしてしまうこと。
なにかをするのに、「仕事が暇になったら・・・」
なんて悠長なことを言っていてはいけません。
常に先方の都合を優先してしまうなら、
自分自身の学習や活動のスケジュールを立てることは不可能です。
また、「いつでもお役に立ちます」という便利屋的な看板を掲げて、
細かい仕事を拾っていくよりも、
自身の活動を通じて自己発信していくことの方が、
長い目で見て、自分自身の価値をあげ、
より大きな収入につながることさえあります。
ここは勉強、ここは運動、ここは休養、と、
しっかりスケジュールをブロックしたら、
ひるまずに、「そこは予定が入っている」と言い切る覚悟も大事ですよね。
(勇気はいりますけど・・・・)
自分の夢を叶えるための勉強や行動は、
誰に強制されるわけでも、
誰かがご褒美をくれるわけでもありません。
仕事は誰かがスケジュールを立ててくれ、責任や義務を負わせてくれ、
おまけにお金までくれるのですから、
そちらに流れて行くのも無理はない。
そこを踏ん張った人だけが、自分の夢を叶えられる人なんです。
関連記事
-
-
特別なことはなにも起きない
音楽業界でお仕事をするようになって、 少しずつキャリアを積み始めた頃、 街でばっ …
-
-
「こちとら何年やってると思ってんのよ!」
「こちとら何年やってると思ってんだっ!?」 誰かに自分の専門分野を誉められた時に …
-
-
「変化」を恐れずに生きる
10代の頃は、10代のうちに死にたいと思っていました。 10代が一番美しい。 穢 …
-
-
一生ヴォイストレーナーのいらない人になる。
「歌なんか、人にならうもんじゃないだろう。」 そんなことばをどれだけ言われてきた …
-
-
リミッターをぶっ壊せ。
「MISUMIさんがこれまで味わった挫折ってなんですか?」 先日、とある方にこん …
-
-
「会いたい」というエネルギー
卒業式で「じゃ、またね」と別れて、 それきり一度も会っていない友達、何人くらいい …
-
-
「思いきりOFF」で、効率をあげる。
「休みの日には思いきり休みなさい」と、みんなに言っています。 たまりにたまった雑 …
-
-
一瞬一瞬を大切に、大切に生きる。
ブログを書くようになって、 日々、自分の過去の記憶をたどっています。 ところが、 …
-
-
人は本質にしか心を動かされない。
今日は某飲料メーカーの社長さん、某業界No. 1のキャリアウーマン、複数のビュー …
-
-
「10代の魔法」を謳歌するのだ
いやぁ、スィートSeventeenとはよく言ったものですが、 ティーンエイジャー …
- PREV
- 「あなたのアイドルは誰ですか?」
- NEXT
- 50分の2の法則

