飲み会で声を枯らさないための3つの知恵
感染者数はまだまだ多いとはいえ、
だんだんとコロナとの付き合い方に慣れて来た感のある昨今。
久々の新年会で盛り上がっている人も多いのではないでしょうか?
さすがに、酔っぱらって、二次会はカラオケに直行!なんて人たちは、
まだそれほど多くないようですが、
それでも、黙食の、マスク会食のと、
神経質に言われていた時期は、
だんだんと終わりを迎えつつあると感じています。
さて。
久々の会食で盛り上がった翌朝、
あ〜あ、声、枯れちゃった。。。なんて経験はありませんか?
おまけにカラオケまで行っちゃった日にゃあ、
職場で「昨夜カラオケ?」と聞かれるくらい、声が枯れちゃう。
声が出ないって、ホントに不快なものです。
まして、仕事で人に会わなくちゃいけないとか、
朝から会議やプレゼン、取材があるとか、
ライブやイベントがあるとか。
そんな攻め時に声が枯れていたりすると、
ホントに不安になるし、自信喪失気味になるものです。
今日は、『飲み会で声を枯らさないための3つの知恵』をお届けします。
1.飲み会会場では、大きい声じゃなく届く声で、タイミングよく話す
お酒を飲む場というのは、とかく騒々しいものです。
居酒屋をはじめ、お酒を飲むお店のほとんどは、
コンクリートや木製、石造りの空間。
話し声だけでなく、厨房の音や、ウェイター、ウェイトレスの立ち働く音などが、
ガチャガチャ、わんわんと響きます。
会場の音の反響が激しいと、
向かいの席、隣の席に座っている人の声すら聞こえにくい。
だから、知らず知らずのうちに大声になっていく。
これが、飲み会の席で声が枯れやすい大きな原因のひとつです。
こんな時は、
ちょっと高めの声でくっきりしゃべること。
騒音にもエアポケットのような「間」があるものです。
新しい提案をしたいとき、決めゼリフを言いたいときは、
一瞬、まわりが静かになったタイミングを捕らえて口を開くのも大事です。
2.常に「3割力を抜いて話す」を心がける
いませんか?
普段おとなしいのに、お酒を飲むといきなり態度が変わる人?
アルコールは中枢神経を麻痺させます。
酔うと、五感が鈍くなるのです。
お店に入った直後は、まわりの騒がしさが気になったのに、
気づけば自分たちが「お客様、ちょっと…」
と注意される側にまわっていた、なんて経験、ありませんか?
酔うと耳が聞こえにくくなります。
また、自分がどのくらいの力加減で、
どのくらいの音量で声を出しているのか、
という感覚も鈍くなります。
こんなにノドに負担をかけたら、明日大変なことになる、
今夜は弾けすぎないように気をつけよう…などと、
心配できるのも、お酒が回るまで。
声帯様に無礼講は通じません。
声をつかう大事な日の前日の飲み会はNGです。
どうしても参加するときは、
常に「3割力を抜いて話す」を心がけて。
多少自分の声が届きにくいと思ったら、
手を上げて、まわりの注目を集めるのもいいでしょう。
個人的には、あまり声を出したくない飲み会では、
コロナ以前からマスクをしたまま参加していました。
「今日はあんまり声が出したくないんです」という意思表示になりますね。
3.空気の悪い席は避ける
分煙が進んでいるとはいえ、
まだまだ、喫煙者が多い席というのはあるものです。
目上の人が吸っていると、あからさまに嫌な顔ができず、
まいったなぁと思う人も多いはず。
これはあくまでも個人の感覚ですが、
副流煙のこもるような席に30分以上いると、
私の場合、確実にノドが腫れます。
1時間以上いると、とんでもない頭痛に見舞われます。
(実はタバコを吸っている時代からそうでした…。
ご迷惑をかけてきた人、ごめんなさい。)
仕事柄、ノドが腫れたり、
頭痛で寝込んだりすると多大な迷惑をかけるので、
席を代えてもらうことや、
お店の人に換気をお願いすることは、躊躇わずやっています。
焼き肉店や焼き鳥店など、
焼き物のお店も灰などが舞っていることがあって、
声帯様にはちょっと心配な場所でもあります。
ノドが気になったら、後ろ髪を引かれながらも、先に帰る、
という勇気が必要な時もあります。
神経質過ぎると思われるかもしれませんが、
自己管理も仕事のうちなので、
心を鬼にしていきましょう。
いかがでしょう?
この他にも、
アルコールはカラダの水分を奪う、
ノドをむくませるなど、
声帯様の健康にとっては、けしてよいとは言えない性質を持っています。
好きな人にとって、お酒は人生に欠かせないもの。
大切なのは付き合い方です。
声帯様と、自分自身の健康のため、
お酒とは、よい距離感で、楽しくつきあっていきたいものです。

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