ぼんやりアドバイスは、時に、ただの悪口。
Radio Talkという音声サービスを、2年ぶりに再開しました。
以前やっていた時は、(シーズン1と勝手に呼んでいる)
いろいろなことを日替わりでお話していたのですが、
今回、シーズン2では、
「歌をがんばるあなたのために声のこと、歌のこと、音楽のことをお話します」
というコンセプトで、
いきなりコアなところからバサッと攻めています。
第3回目の今日は、『「リズムが悪い」と言われたら?』。
自分の歌を評して、
「Aメロの17小節目の『あなた』の”あ”の音の立ち上がりが今ひとつパキッとしないから、
声帯様を一旦閉めた状態から、タイミングよく”あ”と歌い出せないかな?」
な〜んて、超的確なことを言ってくれる人は、
もうね、ほんっっとにいません。
ほとんどの人が
「なんか、リズム悪いよね」
「どうもシャキッとしないね」と、
まぁ、ぼんやり、漠然としたことをおっしゃる。
歌い手がプロなら、こう言われた瞬間にピンとこなくちゃいけないんですが、
歌を勉強中の人や、学生なんかにこんな言い方をすれば、
「あぁ、どうせ私なんか」と落ち込ませるのが関の山。
いや、「それってどういう意味だろう?」って悩むことだって、
もちろん勉強のうちですよ。
ただね、指導する方もプロなら、
ちょっとさぁ、もうちょっとなんとか、
具体的に、これをこうしたら、どうなって、
っていうロジカルかつ明瞭なアドバイスってのができないものか。
その辺に挑戦する意味で、
組み立てたメソッドを、一個一個、お話していきます。
Radio Talkは12分しばりなので、
今回はその1として、「やっぱりちゃんと聴かなくちゃだめなんだよ」
ってお話をしています。
「ちゃんと聴け」問題に関しては、
これまでも何度か書いてきているので、
近々またまとめ記事をつくりますね。
ちょっとずつ、
このBlogとRadio Talkを連動させられるといいなぁなんて思っていますが、
まずは続けなくっちゃ。。。

■2023年3月、3年ぶりに開講。MTLヴォイス&ヴォーカルトレーニングの詳細はこちらです。6日間を1日にぎゅっと凝縮、ダイジェスト版は1月28日です。
関連記事
-
-
英語の歌詞を完璧に覚えるオタッキーな方法
歌詞を覚えることの大切さについては、 もう、口が酸っぱくなるほど言い続けているの …
-
-
「一音」にこだわる
「とりあえず、ラララで歌って。」 歌の練習で、一番最初にするのは、 歌詞も曲想も …
-
-
疑問や不安を放置しない!
学習の過程はいつも同じです。 1.気づく。 2.原因を探る。 3. …
-
-
「たった1曲しか歌うチャンスをもらえないとしたら、 なにを歌う?」
「たった1曲しか歌うチャンスをもらえないとしたら、 なにを歌う?」 アーティスト …
-
-
「出せない音」「イマイチ鳴らない音」を克服する方法
何度練習しても高いところが歌えない、 全体に低くて気持ちよく鳴らせない・・・ そ …
-
-
鍵盤楽器を買おう!
ボーカリストで、楽器をほとんど弾けないという人は多いと思います。 楽器が弾けない …
-
-
作業量の多さにひるまない
英語を勉強しはじめたとき。 英語の辞書の重さをずっしり感じながら、 「こんなにた …
-
-
正しい「シャウト声」の出し方!
高校時代の自分のバンドのライブ音源という、 恐ろしいものが存在しています。 少し …
-
-
ロックな声は、“知識”じゃなく“体感”で育てる
ロックと言えば、バッキーンと突き抜ける高音。 そして、ハスキーボイス。 昨今、さ …
-
-
同じ音を、同じ音色、同じ音圧で、 100発100中で出す
人間のカラダは「まったく同じ音」を2回以上出すことはできない楽器。 そんなことを …
- PREV
- 飲み会で声を枯らさないための3つの知恵
- NEXT
- 「らしさ」の延長にしか、成功はない
