大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

ぼんやりアドバイスは、時に、ただの悪口。

   

Radio Talkという音声サービスを、2年ぶりに再開しました。

以前やっていた時は、(シーズン1と勝手に呼んでいる)
いろいろなことを日替わりでお話していたのですが、
今回、シーズン2では、
「歌をがんばるあなたのために声のこと、歌のこと、音楽のことをお話します」
というコンセプトで、
いきなりコアなところからバサッと攻めています。

第3回目の今日は、『「リズムが悪い」と言われたら?』。

自分の歌を評して、
「Aメロの17小節目の『あなた』の”あ”の音の立ち上がりが今ひとつパキッとしないから、
声帯様を一旦閉めた状態から、タイミングよく”あ”と歌い出せないかな?」
な〜んて、超的確なことを言ってくれる人は、
もうね、ほんっっとにいません。

ほとんどの人が
「なんか、リズム悪いよね」
「どうもシャキッとしないね」と、
まぁ、ぼんやり、漠然としたことをおっしゃる。

歌い手がプロなら、こう言われた瞬間にピンとこなくちゃいけないんですが、

歌を勉強中の人や、学生なんかにこんな言い方をすれば、
「あぁ、どうせ私なんか」と落ち込ませるのが関の山。

いや、「それってどういう意味だろう?」って悩むことだって、
もちろん勉強のうちですよ。

ただね、指導する方もプロなら、
ちょっとさぁ、もうちょっとなんとか、
具体的に、これをこうしたら、どうなって、
っていうロジカルかつ明瞭なアドバイスってのができないものか。

その辺に挑戦する意味で、
組み立てたメソッドを、一個一個、お話していきます。

Radio Talkは12分しばりなので、
今回はその1として、「やっぱりちゃんと聴かなくちゃだめなんだよ」
ってお話をしています。

「ちゃんと聴け」問題に関しては、
これまでも何度か書いてきているので、
近々またまとめ記事をつくりますね。

ちょっとずつ、
このBlogとRadio Talkを連動させられるといいなぁなんて思っていますが、
まずは続けなくっちゃ。。。

■2023年3月、3年ぶりに開講。MTLヴォイス&ヴォーカルトレーニングの詳細はこちらです。6日間を1日にぎゅっと凝縮、ダイジェスト版は1月28日です。

 - 「イマイチ」脱却!練習法&学習法

  関連記事

作業量の多さにひるまない

英語を勉強しはじめたとき。 英語の辞書の重さをずっしり感じながら、 「こんなにた …

「本番の女神」はベストを尽くした者だけに微笑む

「本番に突然、今まで出なかった高音が、ぽーんと出た。」 「思いがけないカッコいい …

「無駄な努力」は、 果たして本当に「無駄」なのか?

「あ。これやってみたい!」 ちょっとした閃きに、心をつかまれて、 どうにもこうに …

ペダル、踏んじゃだめよ。

小学校4年の時に、友だちの弾くピアノの調べに胸を射貫かれ、親に頼み倒すこと3年あ …

「左脳で感じる」練習法

「おとなは左脳で感じる」。 私の持論です。 ある程度成長すると、 こどものように …

キーは、歌えりゃいいってもんじゃないんですよ。

カバー曲を歌うとき、 無条件にオリジナルのキーで歌っている人は多いはず。 私自身 …

ピッチをよくする練習。

「ピッチ悪いね」 歌を志す人が投げ掛けられる苦言で、 これほど辛く、 途方に暮れ …

リズムの「点」に意識を向ける

リズムのある音楽には、必ず「点」がある。 これが、私の解釈です。   …

「心」じゃなくって、「耳」で聞くのだよ。

こんなことを書くと、また誤解されそうですが・・・ 音楽ファンや愛好家はともかく、 …

「歌の練習」って、なにしたらいいんですか?

「練習って、なにしたらいいんですか? MISUMIさんは、なにしてるんですか?」 …