大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

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【保存版】風邪をひかない! or かかったら?/まとめ記事

   

風邪の季節です。
咳や声がれなどノドの不調を訴える人も増えています。

今日は、

体調管理を習慣化するためのルーティン、
風邪をひかないために気をつけること、
「かかったかな?」と思ったら
マスクとの付き合い方…など

これまでアップしてきた記事から、参考になる部分を抜粋してお届けします。
ぜひブックマークして、保存版としてご活用ください。

 


 

|| 体調管理を習慣化するためのルーティン

風邪に限らず、不調を抱え込まないためには、日々自分のカラダと向き合う習慣をつけることです。

1.喉の状態を見る
毎朝、鏡の前に立って、扁桃腺、咽頭などの状態を確認する。
腫れてないか。赤みはないか。変なぶつぶつはできてないか?膿のような、白い物はないか?

2.軽くファルセットを出してみる
ファルセットは声帯の状態がよくないと、綺麗に出せません。
なんとなく出にくいときはむくんでいます。
痰が絡んでいても出にくいものです。

3.深呼吸をする
呼吸はたくさんのことを教えてくれます。
疲れていると、呼吸は弱まります。
カラダが凝っていると、空気で肺を満たすことができません。

4.簡単なストレッチ&マッサージをする
毎日のストレッチを習慣にすると、
日々の体調によって、痛む場所が違うことに気づきます。
自分の凝り固まりやすい場所や、疲れが残りやすい場所に気づけます。
自分にあったストレッチやマッサージを心がけましょう。

5.毎日一定量の水を飲むことを心がける
飲む水の量に関しては諸説紛々。正解は自分のカラダと相談して。
水を欲する量は、季節や体調によって、大きく変わります。
アルコール、清涼飲料水、お茶、ジュースは水分にカウントしません。

詳しくは、よく読まれているこちらのブログを。
ボーカリストや声を仕事にしている人にお勧めの「毎日すること」。

読み返していて、自分の耳がちぎれそうになったこちらのブログも参考になるでしょう。
「カラダの管理」はすべてのパフォーマーの絶対的義務である

ルーティンがなぜ大切かは、こちらをどうぞ。
ルーティンワークで「微差」をつかまえる

 

|| 風邪をひかないために気をつけること。

この時期、風邪が流行するのは、空気の乾燥と気温の低下が原因です。
冬場、東京で暖房を付けたときの、室内の湿度は20%程度。
東京砂漠で、ノドをウィルスから守るためにできること。

1.こまめにうがい、手洗いをしてウィルスを可能な限りカラダに入れない

2.空気の乾燥を感じたら、飴などをなめて、唾液を出す。

3.携帯用加湿器などを利用して、自分の周りの湿度を上げる

4.ノドに違和感を感じたら、プロポリススプレーなどを使用して早めに直す。

5.ノド回りを冷やさないよう、マフラーやスカーフなどを使用する。

6.空気の悪い場所には長居しない。可能なら、空気の入れ換えをマメにする。

7.こまめに水分補給をしてカラダの水分量を一定に保てるようにする。

8.空気が乾燥した場所で居眠りなどをしない。

9.話を聞くときなどは、口を閉じ、鼻呼吸を心がける。

10.体温が下がらないよう、保温につとめる。

 

2015年の記事ですが、コロナ対策にも有効ですので、ぜひ参考にしてください。
ノドをウィルスから守るためにできる10のこと

家族がインフルに罹患して、「もらいたくない!」と思ったら、こちらの記事を。
コロナ禍では常識となったことでもありますね。
風邪をもらいたくない人の「非情の掟」

 

|| 「かかったかな?」と思ったら。

■まずは、風邪のサインに気づく。これに尽きます。
なんとなく疲れが抜けない。なんとなくお腹が痛い。なんとなく眠い。
いつもと違う「なんとなく」がカラダの出しているサイン。
このサイン
に気づけるか否かが、風邪を悪化させかどうかの大きなポイントになります。
風邪のサインを見逃すな!

■痰がからむのも、サインのひとつ。
ちょっと気持ちを向けるだけで、カラダは実にたくさんのことを教えてくれるものです。
これまでに18万人が読んでくれたらしい、こちらの記事を。
声の不調症状ランキングno.1 「痰がからむ」

(この頃の記事は「いいね!」カウンターが機能していません)

 

|| 風邪をひいてしまったら。

鉄則。
風邪をひいたら歌っちゃだめなんです

声が出ないのは、「出すな」のサイン。
声帯さまのまわりは確実に真っ赤っか。
そんなときに声を出せば、結節や、ポリープなど、トラブルを招きかねません。
あきらめて、おとなしく、寝てください。

■どんなに具合が悪くても、お仕事でどうしても声を出さなくちゃいけないときは、
前日、前々日に以下のように過ごすと、多くの場合ぐっと症状を軽くすることができます。

1.四の五の言わずにお医者さんに行く
2.むくみを恐れず、水分をたくさん取る
3.フルーツ+ビタミンCをとりあえずたくさん取る
4.消化にいい、栄養のある、温かいものを食べる
5.ノドまわりを温める
6.着込んでカラダ全体を保温する
7.たっぷり寝る
8.汗をいっぱいかく
9.寝間着を何度も着替える
10.着替えるたびに、ビタミンCと水分を取る

■当日は、水分とビタミンをたっぷり取りながら、
少しずつ、ゆっくりウォーミングアップして、しっかりカラダを起こしましょう。
うがいや、プロポリススプレーも忘れずに。
アドレナリンも適度に上げて。
「キレイな声を出そう」という想いに、声帯様は必ず答えてくれます。
風邪でもなんでも 「声を出さなくちゃいけない時」に絶対やること

■こちらは大分マニアックですが、徹底的に治したいときに。予防にも。
風邪に克つ方法

■なかなか治らないしつっこい風邪や不調には、
こちらもしつっこく、ねちっこく向き合うのも鉄則。
どんな不調も、見て見ぬふりをしない”しつこさ”が勝負!

 

 

|| マスクとの付き合い方

最後に、やや余談ですが、マスクについて。
マスクはコロナ以前から個人的に大いに関心のあった問題のひとつです。
正直否定的でしたが、コロナ禍、一時マスクが手に入らなくなったときは途方に暮れましたし、お手製のマスクをプレゼントしてくれた人たちには今も、心から感謝しています。
世界的に見れば、ノー・マスク・エリアが大分拡大してきているとは言え、日本では、周囲の人に不安を感じないようにするためのエチケットグッズとして、まだまだ手放せません。

■マスクはつけているだけで安心感がある一方で、デメリットもあります。

1. マスクは人を「鼻にかかった声」にする。
2. 
マスクは人を無表情にする。
3. マスクは人を口呼吸にする。

マスクは「声」をダメにする!?
口の中が乾く?咳が長引く?ノドが乾燥する?

■コロナで大分浸透しましたが、マスクだけではやはり感染症対策としては不十分なようです。
「風邪の予防にマスク」は本当に有効か?

■マスクなどというものが国際的に認知されるようになったのは、コロナ禍。
思えば平和な時代のエピソードを最後に。
「は?マスクって、なに?」

 


 

いかがでしょう?
風邪、コロナ、インフル…
逃げ回らなくていい日が1日も早く返ってくることを祈って。

元気に冬を乗り切りましょう!

■2023年3月、3年ぶりに開講。MTLヴォイス&ヴォーカルトレーニングの詳細はこちらです。6日間を1日にぎゅっと凝縮、ダイジェスト版は1月28日です。

 - カラダとノドのお話, 声のはなし

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