人の本質は変えられないなら、半世紀も、一体何をがんばってきたんだか。
先日、小学校時代の同級生グループ、通称「4人組」で久しぶりにランチをしました。
何年会っていなくても、会った瞬間に、あの頃の関係性に戻れるのが幼なじみの不思議。
お互いの近況や、家族のこと、同級生たちの噂話と、相変わらず、とりとめもないおしゃべりが続きます。
何を話していた時だったか、私が熱い口調でものを語ったら、隣に座っていたハーちゃんが、
「MISUMIちゃんは全然変わらないわね」と微笑みながら言うのです。
いやいやいや。ちょっと待ってよ。
小学校卒業して、世紀で数えられるくらい生きてきたわけで。
音楽やったり、彼氏と遊んだり、プロになったり、留学したり。
勉強もいっぱいしたし、会社はじめたし、「先生」と言われる人になって、本だって書いちゃったわけだし。
それなのに、「全然変わらない!?」
んな、わけないじゃん!
…と、ブチブチ思いながら、ふと、他の3人の話に耳を澄ませば、
あら…確かに、みんな「全然変わってない」。
それぞれ、大学行ったり、就職したり、結婚してお母さんになったり。
立派に半世紀分の経験を積んでいるはずなのに、しゃべっている声も、顔も、物言いも。
そのすべてから受ける印象が、何一つ変わってないのだ。
結局、人の本質ってのは、ずどんと通った「幹」のようなもので。
立場とか、役割とか、どんな仕事をしているとか、今の暮らし向きがどうだとか、
そんなことはすべて、自分という「本質」の枝葉に過ぎないんじゃないか。
所詮「枝葉」にしか過ぎないことに、なんで人は、こんなに夢中になって、
もがいたり、がんばったりするんだろう?
そんな風に思い巡らしていたら、逆に、どんどん面白くなってきました。
反抗的で思い込みが激しくて、どんなことにも真っ直ぐ飛び込む。全力でぶつかる。
納得できる答えが見つからない限り、人の意見では絶対に動かない。動けない。
そのくせ人が大好きで、いつも愛情に飢えている。
小学校時代の自分像は、すっぽり今の自分に当てはまります。
結局、ずーっと、私は自分の本質を生きてる。
これからも、きっと、ずーーーーっと本質を生きる。
いつまで経っても、なんにも変えられない自分自身の、枝葉を整えたり、たたき切ったりしながら、
死ななきゃ変わらない、いや、ヘタしたら来世もおんなじ本質を生きるのだ。
愛でるしかないですな。
この自分の本質ってやつを。
しっかりつきあって、カッコいい枝葉を張り巡らして、立ち枯れるように死んでいけたら、本望なわけですな。
最近、日々のアクティビティのすべてが人生の棚卸しのような感覚です。
あなたは、どんな「本質」を生きていますか?

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