大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

眠れない体質をなんとかしたい。

   

「明日起きられなかったらどうしよう」とぼやく人に出会うと、
あぁ、「なんて羨ましい」と思います。

仕事を始めてこのかた、
眠れない心配をしたことはあっても、
起きられない心配をすることはないんです。

そもそも、眠りが浅い体質で、
たとえば、ぐっすり寝ていても、カチャリと誰かがドアノブを回す音で目が覚める。
ホテルなどに滞在中は誰かが廊下を歩く音で目が覚める。
朝の光で目が覚める。
枕があわなくて目が覚める。

そんなんで、旅先だけでなく、家で寝るときも、
耳栓とアイマスクは欠かせません。

一度目が覚めると、そう簡単には二度寝できなくて。
寝なくちゃ、寝なくちゃと思うほどに目が冴えて、
結局起き上がってブログ書いたりすることもしばしばです。

日頃、寝付きだけは悪い方ではないので、
ベッドに入って、耳栓して、10年日記書いて、
ちょっとオーディブックを聞いて・・・と、
いわゆる入眠儀式をしていると、すぐに眠くなるのですが、

オーディオブックが面白くて夢中で聞いちゃったり、
本を読んでしまったりして、タイミングを逃すと、もう眠れなくなっちゃいます。

翌朝早くから仕事がある時や、
重要なイベントの前日となると、さらにいけません。
明日大丈夫かな?準備は万端かな?
などとあれこれ考えると、まず眠れない。

そもそも、目覚ましが鳴るまで眠れることが、ほとんどないんです。
目覚ましが鳴る30分〜1時間前に、ほぼ必ずと言っていいほど目が覚めるので、
目覚ましをかけるのは、まぁ、お守りのようなものです。

眠れないなら、寝なきゃいいわけですが、
歌の仕事の時は、確実に声に影響が出るから不安だし、
話す仕事の時は、脳の回転数が明らかに落ちるから、言葉が出てこなかったらどうしようという恐怖にかられます。
あと、レッスンの時は、眠くなったらどうしよう・・・です。

さらに悪いことに、
過緊張と寝不足が高じると、
35℃くらいまで体温が下がってしまう低体温体質。
頭痛からはじまって、気分が悪くなって、
酷い時は吐いてしまう・・・と、ほんっっとに大変なことになるんです。

だから、ちょっと朝早い仕事がはいると、
もう何日も前から、眠れなかったらどうしよう。。。となって、
なおさら眠れなくなるわけです。

・・・動物として弱っ。

もちろん、あれこれ試してます。
眠る時間の1時間くらい前に、ゆっくりお風呂に入ったり、
軽いストレッチしたり、
ストレッチポールに乗ったり、
PC閉じて、映画を見たり、、、

それでもダメなときは、近年は、もう素直に、睡眠誘導剤を半分だけ飲みます。
「これを飲むと眠れる」という安心感がいいようで、
寝起きの気分がいまいちな時こそあれ、これさえあれば、眠れるようにはなりました。

ケミカルなものはできるだけ採りたくはないけど、
睡眠不足で経験する、あの超絶な具合悪さと比べたら、
自分にとっては100倍カラダによい気がするわけです。
普段は、なるべく飲まないようには心がけていますが。

これ試して!絶対眠れるから!
というお勧めの方法があったら、ぜひぜひ教えてくださいね!

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