やりたいことは、「今」はじめる。 10年続ける。
無条件に何かを「楽しい」と感じられるようになるまで、
人は何かしらの学習を積み重ねなくてはいけません。
どんなに書くことが好きな人も、
ペンを持ち、読み書きができるようになり、
自分の感じたことを文字にできるようになるまで、
人生のかなり最初から、最低でも10年、
おそらくは15年近くの年月を要するはずです。
ことばも同じです。
なんでも、感じるままにことばが口から出てきて、
自分や相手の心のひだを共有できるようになるまで、
やはり最低でも10年くらいの年月は必要で。
年齢と共に学習のスピードがはやくなるものと、
反対に遅くなるものがあるでしょうが、
この「最低でも10年」というのが、
あることを「楽しい」と感じられるまでの、
ひとつのラインではないでしょうか?
ところがね。人間は年を取ると共に、気が短くなる。
1年1年が短く、はやく過ぎていくように感じられる。
そのくせ、日々の生活に追われて、
ひとつのことに集中できる時間が短くなる。
だから、この「10年」が、がんばれないんです。
それで、「楽しい」領域に入る前の、
「思うようにいかない」「向いてないのかも・・・」という時期に、
ことごとくいろんなことに挫折して、やめてしまう。
もったいないですよね。
それなりに時間やお金をつかって、
労力もつかって、
せっかくあこがれの「なにか」をはじめたというのに、
その10年が我慢できないばかりに、
「楽しい」というご褒美をもらえないまま、
フラストレーションと、自己嫌悪だけを抱えて、やめてしまうなんて。
10年は果てしない年月のようで、実はあっという間です。
「10年かかるよ」と言われたら、
はじめるまでは、「なんて果てしない年月なんだろう」と感じるでしょう。
2年、3年とがんばって取り組んでいる最中は、
「あぁ、もう無理」「苦しい」「長い」と、
思うこともあるかもしれません。
しかし、結局、はじめられないまま10年経ったとき、
みな、口をそろえて言うことは、
「なんで、あの時、はじめなかったんだろう。」です。
そして、途中であきらめた人たちは、10年経って、
「あぁ、続けていれば、今頃は・・・」と言うのです。
長年生きているので、
ここはもう100%、自信を持っていいますが、
10年なんて、あっという間です!
時間が後ろに進まない以上、
はじめるなら、「今」というのは、一生変わりません。
過ぎてしまえば、「あっという間」の年月を、
遠い目で眺めている暇があったら、とっととはじめるんです。
そして、
どんなに苦しくたって、たったの10年。
そこを過ぎれば、一生楽しいのに、
その10年が我慢できないばっかりに、
一生、「あれをやってみたかったんだけど・・・」で、
あっという間に10年を棒に振ってしまう。
やりたいことは、「今」はじめる。
10年続ける。
それだけです。
関連記事
-
-
年齢を重ねることは「変化」であって「劣化」ではない。
「今さら」、「この年で」、などとということばを聞くたびに、 本当にいらっとします …
-
-
「できない」と言える「自信」を育てる。
レコーディングのお仕事に 呼んでもらうようになったばかりの駆け出しの頃。 スタジ …
-
-
「失敗の記憶」をリセットする
心もカラダもリラックスした状態で物事に取り組み、 自らのポテンシャルを最大限に発 …
-
-
「直感」がすべて。
「あ、この人、きらい。」 若い頃から、会った瞬間に、 相手の好き嫌いを決めてしま …
-
-
大きな波を引き寄せる
音楽の仕事には、大きな波のようなものがあって、 来るときには、ど〜〜っと来て、 …
-
-
「できたらいいな」と思うことと「本当に好きなこと」の決定的な違い
書くことが好きです。 ほっといても書く。 学生時代など、授業中に全く授業聞かずに …
-
-
人には、人の「道筋」がある。
学生時代、得意だった科目に『論理学』があります。 一般教養の範囲ですし、 正直、 …
-
-
出会いの数だけ別れがある
音楽はたくさんの出会いをくれます。 音楽はひとりではできないから。 一緒に演奏す …
-
-
あなたが結婚式で歌って欲しい洋楽曲、なんですか?
職業柄、 結婚式などの余興で歌を頼まれることがよくあります。 2人の若者にとって …
-
-
SNSは「やりたい仕事が舞い込む仕掛け」?
デザイナーのウジトモコさんから、最新刊『SNS X Design 22の法則』を …
- PREV
- 一生OKの出ない地獄
- NEXT
- ”想い”を形にする

