大槻水澄(MISUMI) Blog 『声出していこうっ!』

ボイストレーナー大槻水澄(MISUMI)が、歌、声、音楽、そして「生きること」をROCKに語ります。

*

こんなに欠点はあるけど、自分はそれほど無能なわけじゃない。

      2016/11/17

「MISUMIさん、また探しものですかぁ・・・?」

 

手袋
ペンケース
大学の研究室の鍵
お財布
パスケース
ボールペン
携帯電話
家の鍵

ここ2〜3年のなくし物、忘れ物をざっと思い出しただけでも、
これだけあります。

 

では、私がだらしがないかとか、物の整理が悪いかといえば、
そんなこともなく、

好きなもの、大切に思っているものしか持ち歩かない主義でもあり、

服でもバッグでも靴でもアクセサリーでも、
なんでも大事に長年愛用する、
もの持ちのいい人・・・のはずなんですが。

それでも、なぜか、私は物をなくします。

 

若い頃から,傘を買えば、
必ずその週のうちに行方不明になり、

お気に入りの手袋を買えば、
1ヶ月以内、長くても3ヶ月以内に、
必ず片方が消息不明になり、

ならば、もっと高級なものを買えば、
なくさないのではと張り込んでも、結果は同じ。

以来、傘と手袋は、
なくしても悲しくない値段の物を買うようになりました。
 

迷惑なのはまわりの人たちです。

何かをなくすたびに、毎回大騒ぎになり、
見つかるまで、落ち込み続け、さわぎ続ける私を、
「あ〜あ、しょうがないね〜」とにやにや見守ってくれる人たちには、
感謝しかありません。

 

さて。

 

人はおとなになると、次第に他人に対して不寛容になります。

出会った人、関わった人たちの、
性格や行動が、どうも気に入らない、納得できない、
それで、その人のことをなんとなく煙たく思ってしまうようなことは、
誰でもあるものです。

そんなときこそ、
普段は、「私のこういうところが可愛い」と思うようにしている自分の欠点を、
再度見直すべきとき。

 

こんな自分をまわりのひとは受け入れてくれている。許してくれている。

そして、こんなに欠点はあるけど、
どうしてこうして、自分自身はそれほど悪いやつでも、無能なやつでもない。

だから、おそらく、この人も、
それほど悪いやつでも、無能なやつでもなくって、

だから自分はこの人のこんなところを受け入れて、
許さなくっちゃいけないんだな・・・、

誰にでも、苦手なこと、できないことのひとつやふたつはあるよね。。。と。

きっと神様は、人間という物の不完全性を思い知らせるために、
どんな人にも、わかりやすい欠点をつくったのね。

いつもそんな風に、
さまざまな人の欠点を、
ダメダメな自分の欠点を、愛おしく思えたら、
心は、もっともっと平和でいられるのかもしれません。

23544844 - someone forgot cell phone on a bench in the park

 

 

 - Life

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  関連記事

キラキラ✨してなんぼ。

最近あんまり聞かなくなりましたが、少し前まで、 SNSで自分の毎日の生活が充実し …

一生ヴォイストレーナーのいらない人になる。

「歌なんか、人にならうもんじゃないだろう。」 そんなことばをどれだけ言われてきた …

センサー、壊れちゃったんですね。

先ほど、今日発行するメルマガを書き終えました。 今日のメルマガは、 『自分のカラ …

なにをハンディとするか、 なにをチャンスと考えるか。

「やっぱなぁ〜。東北人は、生まれながらにハンデ背負ってんだなぁ〜」 カツゼツとビ …

変化するチカラ

今日、しばらく近づけなかった眼科に、 検診に行ってきました。 質問表、検温、受付 …

「たった5分」に情熱を傾けるのは不毛ですか?

高校時代のお話です。 文化祭前に来る日も来る日も練習に明け暮れる私に、 同級生の …

ボーカリストが20代のうちにやっておきたい10のこと

10代、20代のアーティストたち、学生たちを見ていると、 彼らの脳や肉体の柔軟性 …

SNSは「やりたい仕事が舞い込む仕掛け」?

デザイナーのウジトモコさんから、最新刊『SNS X Design 22の法則』を …

「私はドジでのろまなカメです」

「私はドジでのろまなカメです」   これは、『スチュワーデス物語』とい …

スキマ時間が自分をつくる

大学の新学期がはじまりました。 毎年、新学期がはじまってから数週間、 大学の授業 …